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セ「あっれぇ?桜ちゃんのお姉さん、イメチェンー?」
センラに昼休みに呼び出され、来たのは屋上。
2人になった瞬間、あんた、調子乗ってんの?と言われた。
…やっぱり、こいつには何か言われると思ったわ。
セ「笑えるわー。自分で似合ってるって思ってる?痛ー」
髪の毛切っただけでこの反応。
昔を思い出す…
「センラ、やめてくれ」
セ「え?俺、イメチェン?としか聞いてないけど?」
強い。怖い。
やめてくれ、もう。
「…ごめん」
センラは、ニヤッと意地悪な笑みを浮かべた。
流石顔が良いだけあって、絵になっている…悔しい。
セ「あはは、やっと謝ったー…でも…桜を傷付けた罰は、受けてもらわないと、ねぇ?」
「…まだ、引きずってたのか」
セ「あったり前じゃん!好きな人には、笑顔でいてほしいからねー」
センラがヤンデレに見えた。
「…罰って?」
セ「皆からの信用をなくす、とか?」
…カッターキャーか?
私は慌てて話題を逸らす。
「し、志麻は?いつも一緒なのに、今日いないじゃん」
セ「時間稼ぎでもしてるつもりー?ま、いいや。志麻はまだ…」
彼の言葉を遮ったのは、予想外な人物だった。
志「センラ…」
セ「あ、志麻!!ほら、来たよーAさん♪」
志麻が入り口の方から近付いてくる。
…お前も私をバカにしにきたのか。
本当、最っ低…
「ごめんって言ったのに…」
志「センラ、ごめん」
…え?
なんで今、センラに謝った?
セ「…は?」
ドン、という強い音と共に、背中に衝撃が走った。
「なっ…!?」
なんか、志麻に壁ドンされた…
いや…正確には、私の肩がフェンスに押し付けられた、か。
「いった…」
志麻の長い指が私の顎に触れ、クイッと上げられる。
私は自然に志麻を見上げる形になった。
志麻「お前…いや、A。俺と付き合え」
…は?
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いつから俺を、人間と錯覚していた、、? - 好き!←突然の告白。尊い、、 (2022年9月21日 22時) (レス) @page44 id: 47436d7826 (このIDを非表示/違反報告)
舞さぁぁん? - うん、神☆ (2022年2月13日 12時) (レス) @page50 id: 07fc342f67 (このIDを非表示/違反報告)
陰里(プロフ) - ん"ん"ん"ん"ん"志麻セン尊い (2021年7月17日 15時) (レス) id: 4fea662fb0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな@めいふぁみ - Gero先生ー!なんか久しぶりだなぁ← (2021年7月17日 0時) (レス) id: 90fb24ada6 (このIDを非表示/違反報告)
陰里(プロフ) - 志麻くん頑張れ!桜ちゃんかわよ。推す (2021年7月16日 22時) (レス) id: 4fea662fb0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あず | 作成日時:2021年5月8日 15時