モテモテな妹と、ドライな姉！！【歌い手】 (ページ15)

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こんな時も私の味方になってくれる2人が、本当に大好きだ。

EveとSouが守ってくれたっていう事実も嬉しい。

でも、私の味方はクラスの半分もいない。

それが悲しい

私は、桜には敵わない

そんな思いで、私は駆け出した。

教室から一刻も早く離れるために。

悲劇のヒロインみたいで馬鹿らしい

こんなの、私じゃないみたい

なんでこんなに悲しくなるんだろ

泣きそうで、それを誰にも見られたくなかった。

どこだったら、誰もいないかな…

保健室、行くか

先生や他の生徒がいないか確認して、保健室に入る。

入学初日から、大変な事になったなぁ…

こんな思いするくらいだったら、本当に学級会議とか馬鹿げたものやらない方が良かった

Gero先生、恨むよほんと…

私はポロポロと出てくる涙を必死に手で止めながら、ベットに腰を掛ける。

「なんか、落ち着く」

やっぱり、1人はいいよね

てか、これからどうしよ

教室に戻るのは嫌だし、かと言ってここにずっと居るわけにもいかない。

はぁ…と溜め息をつくと。

コンコン、と扉をノックする音が聞こえた。

やば、先生かな…

隠れようとしたけど、遅かった。

扉がゆっくり開く

そこにいる人物に驚いた。

そ「あ、A。やっぱここに居たんだ」

…そらる。

「…何で、来たの」

そ「心配だったからに決まってんじゃん。急に抜け出すなよ」

ベッドに腰を掛けるそらる。

「で、でも…」

私の味方なんて、4人しか…

私が必死に涙を止めようとまた目を擦っていると、腕を掴まれた。

そ「お前、自分の味方少ないとか思ってんのか？」

低い声で囁かれ、ビクッとする。

「だ、だってそうじゃん」

そ「いや、お前と桜の味方の数、同じだから」

え？

そ「桜の味方は志麻、センラ、めい、luz、あらきの5人」

…はぁ。

「そらるは？桜の味方じゃないの」

そ「…どっちでもないよ」

「！？」

な、なんで。

桜が好きなのに、なんで味方じゃないの…

そ「で、戻るよ。Aの味方は、天月、96猫、Eve、Sou…そして、まふ。5人だよ」

「え…」

まふって、相川真冬の事だよね

何で、、

そ「まふは、単純に桜が嘘ついてるように見えたからって言ってた」

「へー…」

ちょっとだけ、嬉しいかも

そ「それで、どちらでもないのが俺、あるふぁ、浦田、坂田、成瀬だ」

そっか…じゃあ、丁度同じ数で分かれたんだ