同じことを繰り返して ページ34
「俺、何かミンギュを怒らせるようなことした？
ミンギュがなんで怒ってるのか、俺全然分かんないんだけど」
ウォヌさんは、何の罪悪感も抱かずに
ミンギュにそう言った
「あー。ミンギュの好きな子に痕つけたなら、謝るよ。ごめんね。
でも、羨ましいならミンギュもすればいいじゃん？」
そうウォヌさんはミンギュに笑ってみせる
「悔しいんでしょう。その子を憎いあいつに取られて
本当は、ジョンハンの前でキスした時も、脅してAを自分のものにした時も
嬉しかったんでしょう？ミンギュ」
「黙って。ウォヌヒョン」
ミンギュは、鋭くウォヌさんを睨みつける
「やっと手に入ったんだからさ、好き勝手にしたらいいじゃん。
無理やり奪ったんだから、最後まで無理やり自分のものにしたらいい」
「黙れよっ！ウォヌヒョン！」
さらに大きく低い声でミンギュの声が響いた
「話が違うだろ、ウォヌヒョン…
あの時にジョンハンを潰せば、Aは絶対に傷つけないって…
俺と約束しただろ」
ミンギュ、そうだったの……?
「だから、俺はAの目の前で
ジョンハンを潰すことを許したのにっ…
どうして、Aまで傷つけるんだよ」
ミンギュが私をあの時裏切ったのは
私を守ってくれるためだったの……？
「甘いんだよ、ミンギュは。何を戸惑ってるの？
俺は、ジョンハンと同じことをしてるだけなのに何が悪いの？」
ミンギュに負けないくらい、低く唸るのは
ウォヌさんだった。
「こうでもしないと、俺の怒りは収まらないよ。
ミンギュもまだ許せないでしょ？あいつのこと」
冷静だったはずのウォヌさんが怒鳴っているのを初めて見た
「俺は、ミンギュの妹にされたのと同じことをAにしてみただけ。
だから、ミンギュも同じことをしてやればいい」
そう言って、ウォヌさんは部屋を出ていった
ジョンハンがミンギュの妹にしたことを
ウォヌさんはしただけ
気持ちなんて関係なく
ジョンハンは、彼女達を弄んでいたのかな…
「ミンギュ……」
そう呟くけど、ミンギュは顔を伏せたまま私の方を向こうとはしない
「いいから。早くシャワー浴びてきて」
そう言われた私は、ミンギュに突き放された気がした
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 905人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SEVENTEEN」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あむ(プロフ) - こちらとても気になっているのですが1はどこから読めますでしょうか？（ ｉ _ ｉ ） (2018年3月22日 4時) (
レス) id: c84a083db0 (このIDを非表示/違反報告)
RaTe(プロフ) - senaさん» 楽しみにしてます！ミンギュもジスもジョンハンもバットエンドバージョンもどれも見たい（ ; ; ） (2018年3月15日 19時) (レス) id: 8c385fdccf (このIDを非表示/違反報告)
sena - RaTeさん» 一番気に入っていただいてありがとうございます！もうすぐクライマックスなので楽しみに待っていてください^_^ (2018年3月15日 10時) (レス) id: 5515188491 (このIDを非表示/違反報告)
sena - 陽花さん» 夢中になっていただいてありがとうございます^_^がんばります^_^ (2018年3月15日 10時) (レス) id: 5515188491 (このIDを非表示/違反報告)
sena - exo0121さん» 一番好きといっていただいて嬉しいです^_^私もハニと両想いになってほしいと思ってます！！ (2018年3月15日 10時) (レス) id: 5515188491 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：sena | 作成日時：2018年3月12日 18時
