甘くないリップ音 ページ33
静かな昼下がりの
小さな密室に響く
リップ音。
「いたいっ………ウォヌさんっ………」
けど、それは決して甘いものなんかじゃなくて
痛みしか残らない
「いいよ、もっと苦しんで」
噛み跡。
彼は容赦なく私に紫の痕をつけていく
両方の首
腕
手首
指
「ここ知ってる？大動脈があるんだよ」
そして今、彼は私のスカートを少し捲って太ももにも歯を入れた
噛みちぎりそうなほど強く
血が噴き出しそうなくらい深く
彼の牙が私の体に突き刺さる
「ウォヌさんっ………っ……いたい…」
私は、やめてなんていうことができない。
そんなこと、ウォヌさんは許してくれないだろう
いくら、痛がってもウォヌさんはやめてなんてくれない
私の苦しむ姿を見て彼は笑っているから
私もそれでいいと思った
私が痛くて泣き叫んで
彼の気持ちが少しでも安らぐなら…
「次はどこに噛みつかれたい？」
首から、腕、足へと、上から下に順に降りてきた
ウォヌさんの痕
「あー、そうだ、ここにしよう」
ウォヌさんは、私のシャツのボタンを上から三つほど外した
「ウォヌさんっ…！」
下着が見えるほどに、シャツを肩までずらされて
彼は私の肩に噛み付いた。
恥ずかしい……それ以上にウォヌさんが
怖い……
その唇はだんだん下に降りてきて
私の胸の付け根で止まって、また噛み付く
そして彼は言った
「もう、彼の元には戻れないね」
その言葉に、私はどんな意味を持つのか知らないで
コンコンッ
その時、ドアが開いた
「ウォヌヒョーン？ただいまーー」
入ってきたのは、ミンギュだった
ミンギュは、私とウォヌさんを見て目を見開いた
絶句した後に、彼のとても低い声が部屋に響いた
「何してんだよ、ウォヌヒョンっ…！」
「何にもしてないよ、ミンギュ」
そう優しくミンギュに笑いかけるウォヌさんは
いつものウォヌさんだけど
肩まで脱がされた私のシャツをミンギュは見て
「この状況で、何もなかったなんて言えるわけないだろ！」
ミンギュは私に駆け寄って、ウォヌさんから私を離した。
そして私のずれたシャツを着せ直して、その後から自分の着ていた上着を肩にかけてくれた
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あむ(プロフ) - こちらとても気になっているのですが1はどこから読めますでしょうか？（ ｉ _ ｉ ） (2018年3月22日 4時) (
レス) id: c84a083db0 (このIDを非表示/違反報告)
RaTe(プロフ) - senaさん» 楽しみにしてます！ミンギュもジスもジョンハンもバットエンドバージョンもどれも見たい（ ; ; ） (2018年3月15日 19時) (レス) id: 8c385fdccf (このIDを非表示/違反報告)
sena - RaTeさん» 一番気に入っていただいてありがとうございます！もうすぐクライマックスなので楽しみに待っていてください^_^ (2018年3月15日 10時) (レス) id: 5515188491 (このIDを非表示/違反報告)
sena - 陽花さん» 夢中になっていただいてありがとうございます^_^がんばります^_^ (2018年3月15日 10時) (レス) id: 5515188491 (このIDを非表示/違反報告)
sena - exo0121さん» 一番好きといっていただいて嬉しいです^_^私もハニと両想いになってほしいと思ってます！！ (2018年3月15日 10時) (レス) id: 5515188491 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sena | 作成日時：2018年3月12日 18時
