44話 ページ4
1日の配信ネタ。(ちょっと変えてる)
・
うらた「放送おわったー」
『………まだ終わってないみたいだけど』
うらた「ちょっとしたお遊びしてるから」
わっくんは小声でそう言った。
『まぁいいや、この後どうする?』
うらた「んー、風呂入ろうかな。でもお腹も減ってるけどどうしよ」
『今何にもないよ?』
ちょうど私も配信を聞いてたからイヤホンを片耳にしてるけど、私の声は入ってないみたいだから、わっくんの声だけが防音室のマイクに届いてるみたい。
うらた「取り敢えず風呂入るわ」
『準備しようか?』
うらた「いや、俺が洗うわ」
『でもわっくん放送終わったばかりだし』
うらた「いいって、俺がするから」
『………じゃあ何か軽く作っとく』
コメント欄には<ことちゃんと喋ってるんですか?>とか、<うらたさんの声しか聞こえない………ことちゃんの声も聞きたい………>とか私についてのコメントもあって、ちょっとニヤニヤしてしまった。
うらた「………一緒入る?」
『私夕方シャワー浴びた』
うらた「わかった」
そう言ってわっくんは防音室に戻って茶番を繰り広げていた。内心苦笑しつつ、冷蔵庫を開けて何の食材があるかを確認する。晩ごはんの残り物と、卵と豚肉とハム。野菜は人参と白菜と戸棚を開けるとホットケーキミックスと乾燥ワカメと非常用の缶詰。ホットケーキでいいや。
うらた「風呂沸かしたー」
『はーい』
うらた「ホントに一緒に入らない?」
『入らないよ』
うらた「ちぇっ」
Aのケチ、なんて言いながらわっくんは脱衣所へ行った。ホットケーキできたし、眠気もピークだし、私は先に寝よう。
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ちょこ - 終わってます!戻ってきてください!続き楽しみに待ってます! (2022年6月6日 14時) (レス) @page26 id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
HIIRO - P.sタイトルは【将来の有名イラストレーターが俺の彼女になるまで。】みたいな感じはどうでしょう?(何だこれ?とか気に入られなかった場合は削除しちゃってください!) 長文失礼しました。 (2021年1月8日 23時) (レス) id: d17e3492eb (このIDを非表示/違反報告)
HIIRO - すっごい面白いです!文章の書き方の感じとかが好きです!(特にTwitter上とか)これからも作者様のペースで更新頑張ってください!(おま誰) (2021年1月8日 23時) (レス) id: d17e3492eb (このIDを非表示/違反報告)
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