廃校6 ページ6
小さな、女の子が立っている。
手には包丁が握られていて…
手にも裸足の足にも、指が無かった。
女の子は黄瀬の前から、真っ直ぐ私に向かってくる。
花「逃げろ!Aも!」
耳には花宮の声が聞こえて来るけど
体が動かない。
どんどん女の子は私に近づいてくる。
怖い
…怖い
皆逃げていく。
真っ暗になって、皆私がどこにいるのかが分からないのだろう。
「チョウダイ。」
女の子の声が、しわがれた声に変わって、耳元で聞こえたその時…
?「足を動かせっ!!」
手に人肌の温かさが触れる。
あっという間に引っ張られ、家庭科室から飛び出した。
私を引っ張って走っていたのは、赤司だった。
あ、何かデジャヴww
貴「あ、赤司?」
暗くてよかったと心底思った。
明るかったらきっと、顔が赤くなっているのは誤魔化しきれないから。
彼に触れている手に、熱が集まるのが分かる。
赤司の反応はない。
貴「赤司…?」
もう一度声をかけてみるけど、返事はない。
ちなみに、此処がどこだかも私にはわからないw
急に赤司の足が止まって、私もそれに合わせて止まる。
どこだろうと見回すと、目が慣れて来て
体育館だということが分かった。
赤「すまない…」
貴「何g…」
ぎゅうっ
急に目の前が真っ暗になって、背中に回されている手。
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裕(プロフ) - 恋歌@雲雀ファンクラブ会長さん» ありがとうございます!他の作品もよろしくお願いします! (2014年12月6日 18時) (レス) id: a6bd21538b (このIDを非表示/違反報告)
恋歌@雲雀ファンクラブ会長(プロフ) - 一気に読んだんですけど、まじさいこーでした! (2014年12月6日 15時) (レス) id: f6c9f1995a (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - ありがとうございます!最後は少しシリアスになってしまいましたが・・・ (2014年12月2日 7時) (レス) id: a6bd21538b (このIDを非表示/違反報告)
[HaRu] - 完結おめでとうございます!!面白かったですwww (2014年12月2日 2時) (レス) id: 048848dd20 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - 皆様の沢山のコメントのお陰で完結いたしました!これからもよろしくお願いします! (2014年12月1日 22時) (レス) id: 64a5cb18be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:裕 x他3人 | 作成日時:2014年11月15日 15時