猫かぶり68 ページ14
「あ、時間…
もう行かなきゃだ。じゃあね、和成。
ありがと」
「wwじゃあなw」
人が増え始めている校門の前で和成と別れて
体育館に向かう。
少し肌寒く、手と手を擦り合わせながら体育館に入って
ボールなどの準備を始める。
少しくらいならいいかな、なんてボールを手に取って、ドリブルを始める。
無難にレイアップを決めて、息を吐く。
その時、後ろから声がした。
「随分早いね」
私は、それが誰だか、分かっていた。
こんなに速い時間に来る人なんて、彼しかいないから。
「おはよう、赤司。」
振り返ると、案の定見える赤髪。
「おはよう。」
挨拶を交わしたきり、お互い無言で準備を続ける。
「そういえば、クリスマスパーティーするらしいな。
赤司が頼んだんだろ?
よく先生たちOKしてくれたね。」
猫かぶりなんて、彼にはバレてるだろうけど
いいんだ。
「ああ。先生方は快くOKしてくれた。」
「おはよ〜!二人とも、相変わらず早いね〜」
次に来たのは、さつきだった。
青峰は家に置いてきたらしい。
それを機に、赤司との会話は終わり
一日中彼と話すことはなかった。
まあ、当たり前だとは思うけれど。
やっぱり、あの笑顔を向けてくれないのは
少し
寂しい
そう感じてしまった。
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裕(プロフ) - 春さん» コメント有難う御座います!今、赤司君メインの小説をかいているので、是非そちらも見に来て下さるとうれしいです! (2015年12月27日 11時) (レス) id: dd34a07aa1 (このIDを非表示/違反報告)
春(プロフ) - うま!! (2015年12月26日 23時) (レス) id: 2227909361 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - ホットケーキ♪さん» コメント有難うございます!これからも頑張ります!! (2015年10月10日 17時) (レス) id: dd34a07aa1 (このIDを非表示/違反報告)
ホットケーキ♪ - この作品を見て泣いちゃいました!(ω)ずっと伝えられない気持ちを言うってすごくいいと思いました。これからも頑張ってください!応援しています! (2015年9月27日 11時) (レス) id: 8d5a6959fd (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - 白猫さん» そんで、プレゼントの中の手紙を夢主が読んで…というのが一番最初に考えたストーリーだったんですけど、結局泣く泣くカットです… 機会があれば、クリスマスパーティー、書こうと思います。 (2015年2月17日 20時) (レス) id: dd34a07aa1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:裕 | 作成日時:2014年12月23日 14時