なんか猫被ってたら面倒臭いことになったんだけど。【赤司征十郎】

猫かぶり９ ページ9

「じゃあ、こっちも自己紹介な。青峰から。」

「青峰大輝！よろしくなっA！」

「緑間真太郎。よろしくなのだよ」

「紫原〜」

「まあ、言うまでもないが…赤司征十郎。これからもよろしく頼むよ。」

ほう、あのガングロ君は青峰というのか。

「副部長の虹村修造。よろしく。」

副部長ってことは先輩か。

「よろしくお願いします＾＾」

にっこり笑うと、他もそれぞれよろしく、と呟いて練習に戻っていく。
ただ赤司だけは、私に嗤う様な視線を残して行った。

「今日、一緒に帰ろうか。」という呟きと共に。

いや、いいけどさ。

あれでしょ？

一軍のスタメンみんなで帰るとかでしょ？ｗ

そんな事を考えていた時、肩に手が置かれた。

「新しいマネージャーさんだよね？」

ピンク髪のすらっとした女生徒が立っていた。

「はい。」

私が営業スマイル()で返すと、あっちもにっこり笑って返してくれる。

どうやら、マネージャーの仕事を教えてくれるよう。

名前は桃井さつきというらしい。

「男の子がマネージャーなんて珍しいねー？」

「そうですか？俺は赤司に誘われたので」

「赤司君に誘われたの！？じゃあよっぽど才能があるのかな……

あ、そうそう。敬語じゃなくていいよ？」

赤司は、この一週間でずいぶん信頼を得ているらしいな。

「じゃあ、敬語はナシで行くよ。」

「うん、そうして。それで、マネージャーの仕事なんだけど…
とりあえず選手にスポドリ作ったり、タオルとかユニフォームの洗濯なんかが主な仕事かな？

あとは試合の時にはゴールの数を記録したり。」

結構大変なのかｗ

でも、情報収集は私の得意分野だしなｗ

まあ、大丈夫だろう。

その後は、桃井のスポドリ作りの下手さを実感して
練習は終了となった。

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