医療専門の参謀【マフィア松】

☆第十五話 ページ18

ﾊﾟｧﾝ!!!!




銃声と侵入者を知らせる警鐘が鳴り響く


皆、戦闘態勢に入る




『場所の特定ができました!!

赤・青・紫は2階の窓を割って侵入し
ボスの部屋に向かっています!!

全力で止めてください!!』


「「「了解です!!!」」」


『緑と黄はロビーに向かっています!!
桃は向かいの建物の2階にいます!!
桃に注意しながら、緑と黄を止めてください!!』


「「「了解です!!!」」」







時間がたつにつれて部下の悲鳴がだんだん近づいてくる

部下から


「20隊員がやられました!!」


「4隊員がやられて赤・青・紫に突破されました!!」


など聞こえる





本当に6人なの？

そんなことを考えながら皆に指示を出す



『9・10隊員は階段付近を守ってください!!』




と言った瞬間





バンッ!!!




突然ドアが開いた


え？と思ってドアの方を見ると



そこにはオペレーター室の前に配置されていた部下がいた

しかも血だらけで



『どうしたの!?』



急いで部下に近づく

傷口を見る

…あれ？

この傷口はエバイリームファミリーを襲撃しに行ったときにけがしてきた人達と同じ傷口…


てことは…



と考えている間に部下からかすれた声が聞こえる


「Aさん…逃げ、てくだ、さい…そこに、赤が…」



“赤が”と言った瞬間、耳元で聞こえる銃声



『え…？』



その銃声は血だらけの部下を貫通した音だった


銃で部下を撃ったであろう人物の方に目を向ける




そこにいたのは









・









・









・









「初めまして。Aちゃん((ﾆﾀｧ」









赤色のネクタイをした松野ファミリーのボスだった

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