医療専門の参謀【マフィア松】

☆第九話 ページ12

〜Aside〜


松野ファミリーのハッキングを始めて30分

あと少しってところでエラーが発生した

多分だけど松野ファミリーの誰かがセキュリティの強化をしたんだと思う

でも、そのかわりに流れてきたのは


“2日後に如月ファミリーを襲撃しに来る”という情報


これをはやくお父様に伝えないといけない

伝えるために携帯電話を開き“如月隼人”という名前を探す

名前を見つけて急いで電話をかける

3コール目くらいでお父様がでた

「Aか。どうした？」


松野ファミリーが2日後に襲撃しに来ること。
セキュリティを突破できなかったから情報を得られなっかったこと。

この2つを簡潔に伝えた


「うむ、ご苦労。今から5時間後に会議を開く。それまではゆっくりしなさい」

『はい』

と、言って通話を終了させる




そして自分の部屋に行き、シャワーを浴びた

シャワーを浴び終わってベッドに寝っ転がって自分の携帯をいじる

アルバムを見れば昔はお母様やお父様や私の写真であふれていたのに…

あの日を境にターゲットや資料の写真に変わっていた



昔は笑顔が絶えない家庭だったのに…

お母様が殺されてから笑顔なんてなくなった

笑い方も忘れた

私がいつもしているのは作り笑い


心から笑いたい


正直、如月ファミリーなんて楽しくない

こんなファミリー抜け出したいよ…


誰か…私を助けて



なんて私の願いは誰にも届かず、襲ってくる睡魔に逆らわず目を閉じた




〜Aside終了〜

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