異能特務課の少女、高校生します【文スト×HQ】

よん ページ5

国見side


『白夢叶です、よろしくお願いします』


今日、うちのクラスに転入生が来た


一言で言うとちびっこい


しかもこんな微妙なタイミングに転入学とは


｢けど俺には関係ない事｣


周りに聞こえないくらいの声で呟く


もう面倒臭いし寝よ


担任｢白夢さんは国見くんの横です｣


マジかよ


面倒いしもういいや


『あの、国見って誰ですか？』


担任｢あそこの隅で寝てる人


いつも寝てるから気にしなくていいよ｣


『ふぅん…』


足音が近くなる


『よろしくお願いします、国見くん？』


｢……よろしく｣ﾎﾞｿｯ


音的に席に座ったようだ


ふと彼女をちらっと見ると、目が合った


ん？目が合った？


彼女はニヤリと笑った


何か、企んだような顔で


彼女は笑うと直ぐに、黒板の方を向いた


｢……何なんだ｣

＿＿＿＿
貴方side

隣の国見くんはさっきからずっと寝てる


只今3時限目だがお腹空いた


仕方ないから放課にキャラメル食べよう


時計を見るとあと4分、頑張れ私！


あぁ、思ったけどもさ


授業つまんない


くっっっっそつまんない


明日からサボって仕事しよ、うん、そうしよ


キーンコーン…


『休み…』ｽｯ


即座にキャラメルコレクションを出す


今日は、いちごミルク、塩、抹茶、黒糖のセット


『……』ﾓｸﾞﾓｸﾞ


うまぁ、最高かよ


『…ん？』


国見くんがこっちをじーっと見てる…


いや、正確には私の塩キャラメルを、だ


欲しいのかな？


『ねぇ国見くん、欲しいの？いる？』


国見｢…いや｣


完全に顔が欲しいと言っている


『国見くん…


この塩キャラメルはね、地方の塩で出来てるんだ！


ねぇ、いる？』


国見｢いる｣


私は笑顔であげる


直ぐに口に入れたが、気に入ってくれたかな


あ、国見くんの周りに花が飛んでる


『気に入った？』


国見｢うん｣


『そっかぁ、良かった良かった』


そんなやり取りをしたら4時間目が始まった


あぁ、英語なんてやっても将来使わないのn…


いや、私使うかも


先生｢ここを…白夢、出来るか？｣


頭の中で凄い自問自答してると当てられた


『そこは＿＿です』


先生｢やるな、流石転入テスト全て満点なだけあるな｣


なんで言うのかな


クラスが騒がしくなったじゃん


『ありがとうございます』


ま、表に出さないけど


その後は当てられることが無かった


するともう、お昼休みだ


お弁当!!


国見｢白夢、一緒に食べない？｣


『ぼっち飯回避!!』

ご→←さん

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