程よい関係が疲れやすいのです【ころ/ん】

怪しい【015】 ページ18

なんやかんや、次の日。

担任は来てなくて、代わりに違う先生が来てくれた。名前はよく覚えてないけど。

時は流れ、昼休みになった(早いとか言うな)

隣のクラスの子から昼食を一緒に食べようと言われてたので屋上前の階段へ向かう。
屋上空いてないからね。


『あ、ごめんね、遅れちゃった』

神「ううん！全然！さ、食べよー！」

リーダー感保ってるのが神崎さん。
その隣の髪が短い子が横山さん
おさげでメガネかけてる子が宮内さん。


お弁当を空け、箸を用意していると

宮「きゃっ！」

『わ！？あらら…』

宮内さんが水筒をこぼして私のお弁当の中に入ってしまった。
それもかなりの量。

宮「ご、ごめんね…そんなつもりじゃなくて…」

『あー大丈夫。ちょっと売店行ってくるね』

横「あ！いいよいいよ！これ食べな！」

『いいの？』

横「どーぞどーぞ！」

と、横山さんは菓子パンを分けてくれた
やさすぃ。

パンを頬張っていると、神崎さんが「ついてきて欲しい」と言ってきた

『どこいくの？』

神「私達の秘密基地！Aさんに案内したくて。」

『秘密基地！そんなのあるの？』

元々そういうのに興味があったので、私は興味津々で聞いた

横「うん！ちょっと来て欲しいなー…」

『いくいく！ちょっとまってて！』

と、軽くOKした。




『…ねぇ、どこまで行くの？』

神崎さんに聞いたものの、反応はない。

秘密基地があるという西校舎からしばらく歩いたものの、秘密基地なんてものは出てこない。

つーか西校舎の廊下長っ！ループしてんじゃね？

神「さぁ、ここよ。」

神崎さんが案内したのは少しボロめの空き教室。
まぁ、通ってくる中で空き教室なんて沢山あったけど。

『おーやっとついた！入ってもいい？』

宮「ぜひぜひ！」

と言うので、空き教室の扉を勢いよく開けると

ﾎﾞﾌｯ
『いたっ…』

頭に物がぶつかる。
そこまで痛みはないが、視界が白く、煙い。

数秒後、キャハハ、と後ろから3人の笑い声が聞こえる

『…え』

宮「いやぁ…ほんと最高ー！まじだっさww｣

神「彩乃さんw早く出てきてくださいよww」

「何そんなので笑ってんのよ。これからショータイムが始まるんだから。」

背後からしたあの苦手な声。
間違いなく結衣ちゃんの声だ。

『なん…で？』

今日は1回も見かけてないのに、何であなたがいるの？

結衣ちゃんが出てきた合図とともに、

暴行(ショータイム)は始まった

雨乃から。→←本当は【015】

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す