カッターキャー【011】 ページ11
騒ぎを聞きつけたのか、私のクラスの担任やクラスメイトも続々と駆けつけてきた。
結「この子がぁ!ころんくんに近ずかないでって…!そこのカッターで刺してきて!!」
『ちょ、え待って!?私なにもやってません!』
血を見て吐きそうになってる子や、サイテーと、私に向かって叫ぶ人。
けど、クラスメイトは事情を知ってるからか、Aちゃんはそんなことしないよ、なんて言ってくれた。
クラスメイトは結衣ちゃんの悪事を知っているから言えるけど、他学年や先生は何も知らない
もちろん私が疑われて、結衣ちゃんは保健室
私は校長室で話をすることになった
『だから…!ほんとに何もしてないんです!結衣ちゃんに荷物預けられて…しばらく経っても帰ってこないから教室入ったらいきなり叫んで…』
事細かに先生に事情を説明するが疑いの眼差しをかけられるだけ。
すると1人の先生が声を出した
「…カッターで切られただけであんなに血出ますかね。」
隣のクラスの道山先生だった。
道「あ、いや…私も谷口さん(保健の先生)まで詳しくないですけど…腹部を切られて血が滲むほど……よっぽど奥深くまで刺さないと出ませんよね。」
確かに、制服が白いから多少は血が目立つものの、カッターで切った切り傷程度のものならそこまで血は出ないはずだ。
女子中学生1人だけの力でしかもカッターで人のお腹を刺せるものなのだろうか。
道山先生に同感する先生も出てきた所に校長室の扉が勢いよく空いた
谷「彩乃さんのお腹に切り口は見つかりませんでした!」
と、言うことは
谷「彩乃さんのポケットにこんなものが入っていました」
谷口先生が見せたのはよく百円ショップなどで売られている血のり
血のりも3分の1程度使われている
『じゃあ…あの血は偽物ってことですか?』
谷「だと思います。お腹に切り傷はなかったし、血も変な匂いはしませんでした。」
担「…分かりました。谷口先生、ありがとうございました。Aさん、教室に戻っていてください」
『は、はい…。』
担「いま彩乃さんはどこに?」
担「保険室で休ませてます」
そんな会話聞く気もなかったので会話の途中で校長室を出ていく
ホッとした後、私は教室に戻った。
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りゆ - あっえっとめちゃめちゃ好きなんです。ごめんなさい久しぶりに見てみたら更新停止になってて悲しいなって思って、、、待ってます大好きです。無理せずていいので更新してくれたら嬉しいです。 (2020年3月14日 17時) (レス) id: ebc25fbea8 (このIDを非表示/違反報告)
雨乃@すとぷり夢小説(プロフ) - 初めにころちゃんがいい匂いする、って言ったのはナポrrrrタンの匂いじゃなくてサラダの匂いです、ね??(((圧 (2019年12月6日 18時) (レス) id: d3c7fcbda1 (このIDを非表示/違反報告)
もつにゃ - わーい!世界征服だぁ!(便乗) (2019年11月24日 17時) (レス) id: e9824ae0f3 (このIDを非表示/違反報告)
りぃ@天使様(プロフ) - 雨乃@すとぷり夢小説さん» わーい!世界征服だぁ(便乗) (2019年11月4日 19時) (レス) id: ab188d45cb (このIDを非表示/違反報告)
雨乃@すとぷり夢小説(プロフ) - りぃ@天使様さん» わーい世界征服だぁあ!!(あれ、目的変わってね) (2019年11月4日 18時) (レス) id: d3c7fcbda1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雨乃@すとぷり夢小説 | 作成日時:2019年10月11日 20時