程よい関係が疲れやすいのです【ころ/ん】

悔しい【020】 ページ25

『あーだこーだ言ってても仕方ないし…ころんに言うしかない、か。』

ｶﾞﾁｬ

こ「え、えぇ…分かったけど…」

何を納得してるんやお前は←

『ねぇ、まだ電話してんの？』

こ「うわっ！？A！？ごめんごめん！ちょっと話してた！」

ﾋﾟｯ(切った音)

めちゃめちゃ慌てとるやん…これは…灰(グレー)だな

『誰に？』

こ「や、別に…誰でもないよ」

ますます怪しい。結衣ちゃん電話主説濃厚か…？
てか電話してたのに誰でもないってどういうことだよ


さて、言いますか

『…ごめん、正直に言ってもいい？』



『…なんで、結衣ちゃんなの？』





こ「え？」


あー、分かったわ
こんなにモヤモヤしてるか。


『"悔しいんだよね。結衣ちゃんに負けた気分で。"』

こ「負けた…気分？」

そらそうなるわ。


『なんて言うかさあ…中学の事覚えてない？結衣ちゃん、とんでもない悪いやつだったじゃん

嘘ばらまいたり、私の事閉じ込めたり。』

こ「そ、うだね…うん」

『悪いけど…ころん、君の恋愛を悪くいうことはしないけど、後悔するのは自分だからね
ちゃんと考えて行動しなよ』

こ「え？」

ごめん、ごめんね



こんな最低野郎で


『……ごめん、頭冷やしてくる』

こ「ちょ、待って！」

ｷﾞｭ

こ「その……僕、別にそんな気、ないから」

『は？』

こ「僕がジェルくんに頼んで結衣のことが好きってこと言えって言ったの。
本当はそんなことない。
理由は…聞かないで」


『…いやいやいや、理由求めてるんだけど！なに？なんでそんなことしたの？あんたやってる事と言ってること真逆なんだけど！』

こ「ご、ごめん僕もちょっとこんがらがってて……

ちょっと考えさせて！えーと…それって期待していいってこと…？いやでも幼馴染としてのアドバイスとしても見れるし…あーあー！？」

は？？え？何、え？意味わかんないんだけど

ジェル先輩にわざわざ頼んだの！？好きでもない人を好きって設定にしてって？？

絶っっ対嘘やろ！

いや絶っっ対！！

なになにどれが嘘？頼んだのが嘘？なんでそんな嘘ついた？


こ「とにかく！Aは僕のこと好きなの！？」


『は！？』

こ「あ"」


こ「あーもうヤダ！盛大にやらかした！僕帰る！！」

ｶﾞﾁｬ


『…はぁ？』




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慌てて書いた傑作だぞ、泣けよ←無茶振り

仲直り【021】→←救世主【019】

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