第127話 ページ29
『あれ？ろく』
「ん？.......姉ちゃん！」
「彼方さん！」
「彼方はん！」
テーブルを三人で囲みご飯を食べているろくろ。
いっぱいご飯を食べてて、可愛いなぁ。
「やっぱ、まだ顔色戻ってねえな。大丈夫か？」
『無理な気がするけど....、頑張らないと....』
「頑張り過ぎるのもどうかと思うぞ？」
ろくろの隣にきて頭を撫でる。
あ、なんか緊張とれてきたかも.......。
ふわぁって感じがする。
和むなぁ〜。
窓の外を眺めながら、ろくろの頭を撫でる。
『ﾊﾞｯ!!)大丈夫になってきたっ！いける！！』
「どんな効力だよ！俺の頭！！.......でも、姉ちゃんが大丈夫ならいっか！」
にししと笑顔を向けるろくろ。
いい子.......。
うちの未来と同じくらいい子。
ろくと未来では全く違う性格なのに.....。
──────────
ろく達は第二試合を観に行くといって会場に向かった。
その前にろく達から激励をもらい、とっても嬉しかった。
私もそろそろ控え室に向かう。
ろくろパワーのお陰で元気になった！！
すごいなぁ〜、ろくろパワー。
またの名を旦那さんパワー。
いや、紅と使われた系統違うかな？
『ふぅ......』
歩きながら、控え室に向かう途中で第二試合が終わった事がわかった。深呼吸をして待機する。コーデリアさんが出る第三試合がそのあと始まり、舞台に向かう通路を歩く。
次は私と久世の試合。
久しぶりに久世の戦う姿が見れる。
.......あの娘には、危ないことしてほしくないけど....。
『......！』
「緊張してんのかぁ？彼方」
『天馬！何でここに？(さっきまであっちの方で試合観戦してたよね？)』
私の歩く通路の先に天馬がいた。
数歩歩いて近付く。
「お前が緊張してるかと思ってときにきてやろうと思ったんだが大丈夫みたいだなぁ、んん？」
『大丈夫！』
ニコッと笑って大丈夫であることを示す。
試合前に逢えるなんて、嬉しいなぁ〜。
元気がでるよ。
フワッ。
『！』
すると、頭に違和感を感じた。
微かに嗅いだことのある匂いがした。
目線を上にあげると私の頭に天馬が手をおいている状況だった。
「頑張れ」
一言。
優しそうな表情をして私に言う天馬。
『うん、頑張るよ.....』
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ひーちゃん - リメイク前から読ませていただいていますが、とても面白いです！無理せず更新頑張って下さい。応援してます。 (2022年4月5日 17時) (
レス) id: fdbe555570 (このIDを非表示/違反報告)
夏菜沙(プロフ) - コメントありがとうございます！更新頑張ります！ (2022年2月26日 17時) (レス) id: 6b5f9c4200 (このIDを非表示/違反報告)
オタク - すごく面白いです!!!!!!無理せず更新頑張ってくださいｯｯｯ (2022年2月22日 18時) (レス) @page10 id: 069b2b7513 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏菜沙 | 作成日時：2021年7月31日 17時
