◇きっかけは些細 ページ38
夏休み前、終業式。
またしてもあの長い校長先生の話を右から左に流し、終業式を乗り切った私達。「大会ある奴らは頑張れよー」という適当な激励を受けた大会のあるクラスメイト達。私達もそれに含まれる。
「湖羽、お前来週合宿があるんだろう?」
『うん。そうだよ。毎年、行ってるところでやるんだ』
教科書をバッグに入れてる中、尽八からの質問(授業が終わったからしまっておくため)。多分、千歳から聞いているんだろうけどね?
「確か、木兎や黒尾達と合宿だったな.....!」
『そうそう、後今年は潔子達が通ってる烏野も来るんだよ』
「なに!潔子も来るのか?湖羽達と合うのは久しぶりじゃなかったか?」
『そうだよ』
尽八との出会いの日。潔子も一緒に来ていたので二人は普通に友達なのだ。木兎とクロは大会やら、たまたま遊びに行った時にあった等々面識ありである。勿論、友達だ。
ただいま、美園湖羽は尽八と共に食堂に向かっている。
なぜかって?
今回もロールケーキが出たからだよ!
本当は千歳と行く予定だったのに急遽委員会が入ったために食堂に行こうとしていた尽八と行くことになった。千歳....、(恋人の)尽八と行きたかっただろうに....。
──────────
ロールケーキを無事食べて、大満足な私。
授業が終わり、放課後に。
ホームルームが終わり、部活の時間。
『あ、それ、尽八が千歳の誕生日に渡した奴だよね?』
「えっ.....う、うん....!」
更衣室で千歳のうちにあったハンカチが目に入った。
この間の千歳の誕生日に尽八が渡したプレゼントだ。勿論、私も親友の誕生日にケーキとタオル、おしゃれな雑貨をプレゼントした。親友の誕生日なのだ、当然喜んでもらいたいからね!
『尽八、センスいいからねー。気にいってるでしょう?』
「う、うん...!それに、....東堂君からの贈り物だし」
『よかったね!(すごく嬉しそう)』
やっぱり、好きな人(恋人)からの贈り物は嬉しいものなんだねぇ。いや、自分のためにもらえるのも嬉しいけど、好きな人からならもっとなのか。
『(恋愛で)好きな人とかいないからなぁ』
「(湖羽の事、好きな後輩はいるのにね)そのうち分かるんじゃない?」
「恋人とか好きな人とか意外と些細なきっかけでできるよ」
『......些細なきっかけね.....』
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夏菜沙(プロフ) - できるだけそうなるようにする予定です!楽しみにしていただけると嬉しいです!! (2022年11月17日 1時) (レス) id: 6b5f9c4200 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - 前と同じような展開にはなりますか? 誰とは言いませんがあの2人のカップルが好きだったんです!そして僕とのアドバイス的なのも好きなんです! (2022年11月16日 19時) (レス) id: ff96477080 (このIDを非表示/違反報告)
夏菜沙(プロフ) - 最初から新しい話をいれています。リメイクは間違えて付けてしまいました!気づかせてもらいありがとうございます! (2022年11月16日 17時) (レス) id: 6b5f9c4200 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - どこからリメイクしました? (2022年11月16日 9時) (レス) id: ff96477080 (このIDを非表示/違反報告)
夏菜沙(プロフ) - ありがとうございます!更新できるようにがんばります!! (2022年9月1日 21時) (レス) id: 6b5f9c4200 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夏菜沙 | 作成日時:2022年5月1日 14時