◇いざ、BBQ！ ページ12
「おーし、肉だ！」
「腹減った！」
『わーい！ご飯だ！』
「お皿宮ノ下さんの方に持っていって」
「はいっ」
外でBBQの準備をする潔子達マネージャーの場所に自主練習を終えた選手達がお腹を空かせてやってきた。私達も靴を履き替えて、準備してある方へと足を進めた。でも、今は野菜を切ってるところでまだまだぽい。準備にはまだ時間がかかるために各々話をしている。
「木兎さんにも不調な時があるんですね」
「ああ、まあよく分からないところで自滅するからね」
さっきほどの試合で木兎がどういう選手か梟谷がどういうチームなのか知ったツッキーが赤葦の元へ聞きにいった。
「でも敵が強いことにへこむってことはないから、割と大丈夫。他のメンバー皆が心折れそうな時は大抵一人だけ元気だしね、何だかんだで頼りになるよ」
「モチベーションの維持は大変だけどね？」
「千歳さんも結構長いですもんね、木兎さんと」
「うん。湖羽が中学の時に会ってからの繋がりだよ」
私と話してた千歳がツッキー達の話に参加。
お肉の前にスタンバってる木兎に「まだダメだよ」とストップしてる私。そんな私達に翔陽が声をかけてきた。かけられたのはどちらかというと木兎だけどね？まあ、試合になれば私達は当たらない。練習試合だからこそ、箱学と烏野や音駒達合宿参加高校と対戦できるのだ。
「木兎さん！」
「おお？」
「ほ、本番では負けません！！！」
「おう！ホホッ受けて立つぜ！ハハハッハハッ......」
ぐうぅ〜。
「「『..........』」」
「フフン、春高の前にまずはお肉争奪戦だぜ、日向！」
木兎からお腹が鳴った音がした。
大きな腹ペコであることのサイン。
箸と紙皿を両手にスタンバってる皆(私も含めて)の目は野生の動物の獲物を狙う目。口元からヨダレをこぼして、お祖父ちゃんの言葉が今か今かと終わるのを待っている。勿論、私もお祖父ちゃんの話が終わったらすぐにお肉をゲットしに行く構えはとっている。ｼﾞｭｩと音をたてて焼かれているお肉から香る香ばしく美味しそうな香り。食欲をそそる。
「一週間の合宿お疲れ、諸君。空腹にこそうまいものは微笑む。存分に筋肉を修復しなさい」
「「「「「「『いただきまーす！！！！』」」」」」」
皆が声を揃えて言った後に飛びかかる勢いでお肉を取り出した。
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マシュマロ。 - 月が綺麗ですねって、なんで気付かないんだろ〜〜。私も気付かない気がするけど… (2022年11月26日 17時) (
レス) @page13 id: 5bbebede5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏菜沙 | 作成日時：2022年11月20日 0時
