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◇六枚そろってチーム総北 ページ37

ロードレースの最終地点。

道路はバリケードが気付かれており、もう入れなくなっている。小野田のお母さんとは別れ、兄さんを二人で探す(兄さんは先にすらすらと行ったので小野田のお母さんとは会ってない)。

ちなみに宮原ちゃんにも会ってない。
多分、すれ違い。

小野田のお母さんはアニメで観て覚えてると思ってたけど(キャラ濃いから)、記憶は大分薄れてるようだ。まあ、私が観たのは二期までだから真波達が二年生の話は知らないんだよねー。



「湖羽さん、榊さん!」

「彩芽ちゃん」

『給水所から来たんだね、道こんでなかった?』

「大丈夫でしたよ」



兄さんを探して、ゴールゲート前まで来れば自転車競技部のジャージを着たマネージャー、彩芽がいた。周りには三年生のチャリ部。普通に話したことある面子で奥山もいる。ゴールはここで観ることにして、兄さんに探してもらおうと思う。というか、多分近くにいるだろう。



「三日目、呉南の待宮君が集団作ったそうなんです。後輩からの連絡によると箱学が先頭で荒北君と泉田君がチームから離れました」

「『!』」



リタイアしたと.....、言うことだ。
今日は一番最初にチームの誰かがゴールすれば、その学校が総合優勝となる仕組みだ。三日目の山頂ゴールで全てが決まる。一日目、二日目、ゴールを取れなくても、負けていても今日勝てばいい。



「少し遅れて総北が来ていて、六人全員で走っていました」

「六人.....山の手前で金城君と巻島君がでるのかな」

『だと思う。六人じゃ無理だもの。......でも、総北は六人で総北なんでしょ?』

「そー言ってたね」

『例え揃わなくても、全員の思いを背負って行く.....それが今年の.....、これからの総北の形になるんじゃないかなって思うんだよね』



それは先頭が残り四キロになる前の話。
今、どこが一位で何人いて、何チームいるとかはわからない。放送入ってないし、分かるのは応援に来ていて山道の脇で選手達を応援している観客達だけだ。ここにいる私達はわからないが、もう少ししたら今の状況を伝える放送がなると思う。

トップ争いはどうなるのか.....。



『試合よりも緊張してくるね.....』

「ホントにね」



山は実力が全てとかなんとか......そんな事言ってたのって誰だったっけ?......ああ、多分巻ちゃん達クライマーだ。



 

◇ゴールラインを目指して→←◇到来!小野田君のオカン



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マシュマロ。 - 月が綺麗ですねって、なんで気付かないんだろ〜〜。私も気付かない気がするけど… (2022年11月26日 17時) (レス) @page13 id: 5bbebede5e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夏菜沙 | 作成日時:2022年11月20日 0時

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