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13*（心配） ページ38
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貴「はぁー。…」
倒れこむようにベットに身をあずけた。
肌寒くなり毛布を引っ張るが、その身を包んだのは思っていた布生地では無く、背を向けていても誰だか分かる。男にしては細身の腕とヤニの香り。
ソレは今すぐに目を瞑りたくなるほどに、一瞬で安心感を齎した。
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高「ちと熱ィいなァ」
伝わった熱に、ソっと毛布を掛け直される。
額に軽くキスされれば、可笑しかった鼓動が落ち着きを取り戻した。
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貴「ありがと。…晋君」
意識がなくなる様に眠りにつたA。
最後に見せた綻ぶ笑みと不意の呼び名に、高杉はしばらく、そこを動けないでいた。
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作者名：み子 | 作成日時：2016年7月26日 20時
