【銀魂】 白雪姫の毒林檎 4

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"簡単"に部屋から出て行かせ、"簡単"にその背中を見送ると、"簡単"に俺達をあしらい、"簡単"にAを追う。―――−−









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坂本辰馬









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今も昔もなにも変わりはしない









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アイツは、
馬鹿でお人よしで









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『 わしゃ坂本辰馬いうきに 』

『 お嬢さんのお名前は 』









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子供のように強欲な、ずる賢い奴









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『 ･･･、しらゆき 』

『 白雪、―――−−









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高「A」









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神「そんな顔するくらいなら」

神「簡単に手放さなかったらよかったんだ」









坂本辰馬はAを簡単に理解してしまう。
初めて、俺が"奪われる"と感じた相手。






そして知ったような口を利く神威(ｺｲﾂ)もその一人で、「何も知らねぇくせに」と返せば、いつもの数万倍も憎たらしい笑みを見せる。








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神「昔のAは知らない」

神「だけど今のAは知ってる」

神「少なくとも晋助よりはね」









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癇に障る奴。
溜息を零して見せて、自分に言い訳をする。








自覚はあるんだ。








随分と昔から。








Aのことを分かり切れない、自分のことなんて。








だけど








それでもしょうがねぇだろ









俺は自覚する前よりか昔から ―――−−









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愛 してしまったのだから









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高「Aは今も昔も変りゃァしねぇ」

高「アイツは俺の ―――−−









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『 俺ら 』だけの









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愛しい子









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