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その言葉は唐突に。
最近、何処か懐かしい金木犀の香りを匂わせる鬼兵隊
河上万斉から発せられた。
万「A殿を数日」
万「拙者らに預けてほしい」
猩「理由は?」
当然そう簡単に首を縦には振らない。
だが、万斉もそう簡単に折れるつもりはない。
万「・・・拙者ら鬼兵隊は近々」
万「春雨第七師団と共に地球へ降り立つ」
万「その目的とは」
万「かねてより計画していた現将軍」
万「徳川茂々の暗殺でござる」
サングラスの奥の野心。
やはりこの男も、鬼に忠誠を誓っているらしい。
猩「でぇ?」
猩「その計画の何処にAが必要で?」
万「・・・A殿には―――−−
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『 そなたが紅桜か 』
『 ちこうよれ 』
『 今宵は我の側にいることを許そう 』
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夜「時期将軍への供物となって欲しいのですよ」
夜「もちろん只とは言いません・・・こちらを」
現れた男は懐から黒い封筒を出し、そてを猩覚に差し出す。
胡散臭い笑顔に神経を逆撫でされながらも、猩覚は封筒の中にある少し硬い用紙を取り出した。
猩「こ、っこれは!!!」
目を疑いながらも、にやける口もとを誤魔化すように言った。
猩「朝は遅くても8時起す事」
猩「朝食は和食派で卵焼きは甘めが好きだ」
猩「飯は必ず3食三品目が厳守」
猩「一日のはじまりの挨拶の連絡」
猩「終わりの連絡も絶対に送れ」
猩「あと誰か1人Aに監視役をつけろ」
猩「そいつは随時Aの事を報告しろ」
猩「ホウレンソウだ」
猩「それと―――
うんたら。かんたら。
猩覚の小言に近い約束事は長々と続き。
それでも終わらなかった為、翌日、『白雪Aの取り扱い説明書』という一冊の本が鬼兵隊に届けられた。
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み子。(プロフ) - ハニーさん» ありがとうございます!そう言っていていただけてうれしいです!***頑張ります(^^) (2019年3月28日 18時) (レス) id: 05de416b0b (このIDを非表示/違反報告)
ハニー - 余りにも面白いので直ぐに此処迄読ンじゃいました(笑)続き楽しみにしてます(*´∇`*) (2018年11月15日 21時) (レス) id: f040ea1a18 (このIDを非表示/違反報告)
み子(プロフ) - 黒蛇さん» とってもありがとうございます!!!更新頑張ります!!!現在進行形で話に詰まっていますが頑張ります!!!ありがとうございます!!! (2018年10月1日 15時) (レス) id: 05de416b0b (このIDを非表示/違反報告)
黒蛇(プロフ) - 好き!大好き!!尊い!!!なんだこの作品!?中毒にさせる気か!?!?もう中毒だよ!!!この小説の中毒者だよ!!!(訳:この小説が大好きです狂おしいほど大好きです。この小説を作ってくださった作者様ありがとうございます。これからも更新頑張ってください。 (2018年8月7日 13時) (レス) id: cc9de3dd63 (このIDを非表示/違反報告)
み子(プロフ) - クリニックさん» 4来ましたァァァァァァァァ!コメント有難う御座いまァァァァァァァァす!! (2018年4月15日 20時) (レス) id: 05de416b0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:み子 | 作成日時:2018年2月27日 0時