43*(死神編) ページ11
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趣味ではない着物に、顔や髪も自分では到底選びはしない色に着飾られ、長い廊下を進む。
女中に案内されたそこは一際大きな部屋で、待つ様に言われ柄にも無く大人しく言う事を聞いた。
「そなたが紅桜か」
部屋に入ってくるなり言った男に、Aもまた悟る。
「ちこうよれ」
「今宵は我の側にいることを許そう」
今も、
"昔も"―――
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『 A 』
.
飾られる"人形"はどちらかを。
.
ピー ピーピー ―――
貴「・・・騒がしいはね」
喜「あァ、」
喜「町で死神が出たらしい」
貴「死神?」
喜「ふっ」
喜「やはり戦争に参加するだけある」
喜「君は、血生臭い話の方が好みか」
貴「・・・まァ、」
貴「虫も殺したことのない殿方に酌するよりかは」
貴「辻斬りでも追ってる幕府の犬と殺り合った方が」
貴「性には合ってるかもね」
喜「・・・なるほど」
喜「やはり一生一石にはいかぬな」
喜「ではその死体を運ばせるとしよう」
貴「そーいう事じゃ無い」
喜「聞いた話だがその死体は一見無傷」
喜「だが、その首は皮一枚で繋がっているらしい」
貴「聞いーちゃいない」
喜「そのような芸当が出来るは如何ほどの下手人か」
喜「何にせよ。・・・近々面白いものが見れそうだ」
大層な表情に、Aは呆れるも共に月を見る。
貴「まぁ、貴族の遊びも程ほどに」
どうしてこうなったか。
それは、3日前にさかのぼる...―――-−−
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み子。(プロフ) - ハニーさん» ありがとうございます!そう言っていていただけてうれしいです!***頑張ります(^^) (2019年3月28日 18時) (レス) id: 05de416b0b (このIDを非表示/違反報告)
ハニー - 余りにも面白いので直ぐに此処迄読ンじゃいました(笑)続き楽しみにしてます(*´∇`*) (2018年11月15日 21時) (レス) id: f040ea1a18 (このIDを非表示/違反報告)
み子(プロフ) - 黒蛇さん» とってもありがとうございます!!!更新頑張ります!!!現在進行形で話に詰まっていますが頑張ります!!!ありがとうございます!!! (2018年10月1日 15時) (レス) id: 05de416b0b (このIDを非表示/違反報告)
黒蛇(プロフ) - 好き!大好き!!尊い!!!なんだこの作品!?中毒にさせる気か!?!?もう中毒だよ!!!この小説の中毒者だよ!!!(訳:この小説が大好きです狂おしいほど大好きです。この小説を作ってくださった作者様ありがとうございます。これからも更新頑張ってください。 (2018年8月7日 13時) (レス) id: cc9de3dd63 (このIDを非表示/違反報告)
み子(プロフ) - クリニックさん» 4来ましたァァァァァァァァ!コメント有難う御座いまァァァァァァァァす!! (2018年4月15日 20時) (レス) id: 05de416b0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:み子 | 作成日時:2018年2月27日 0時