お説教ターイム ページ18
A「泉くぅーん?ちょっと先生といいことしよーかぁ?」
と言って、Knights専用のレッスンルームから連れてきた。この部屋は、社会準備室。
適当に泉を座らせて、コーヒーメーカーのスイッチを押した。
A「シュガーいる?」
泉「……いい」
A「そう。」
といい、コーヒを差し出した。
A「泉。俺がレッスンルームから連れてきた理由、わかる?」
泉「ゆうくんを誘拐して、閉じ込めたこと」
A「……そうだね。正直、そんなことを起こすとは思いもしなかった。
いいかい泉。よく聞くんだ。泉のやったことは、犯罪だ。人としてやってはいけないこと。
泉が遊木くんを大切にしているんだよね?あの子は今、操り人形から自我のある人間に戻っているの。それを見守るのが、理想のお兄ちゃんじゃない?」
泉だってわかっているはずだ。だって、それは、
A「泉は俺の大切な生徒で後輩なんだから。」
泉の瞳から涙が落ちていった。胸がギュッと縮まる。
泉「いけないことだってわかってる。でも、あの子には才能がある。あるんだよ!!モデルの才能が!それをいとも簡単にいらないって言えるゆうくん……俺は、どこでお兄ちゃんを間違えた?教えてよセンセー。」
泉の慟哭が俺の心にザクザクとさしてくる。
この光景見たことがある。突然脳裏に浮かんできた。
床に転がっているワイングラスと絨毯に染み込むワイン。
母の怒鳴り声と食器の割れる音。父の叫び。
母の声……
母(私はどこで間違えたのよ!?あの子を産んだから!?あなたと私があったから?)
喉がヒュッと鳴った。
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味付けのり(プロフ) - 凛月LOVEさん» わわ!!ありがとうございます!めっちゃ嬉しいです!頑張って更新します!! (2020年1月5日 22時) (レス) id: e8088cc444 (このIDを非表示/違反報告)
凛月LOVE - 面白いかったでござる!続き待ってるぞい! (2020年1月5日 18時) (レス) id: 64fc749647 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:味付けのり | 作成日時:2019年3月16日 19時