執事【6】−赤司SIDE− ページ7
赤「……随分とご機嫌ですね」
あ「え、そう…?」
そりゃあもうどっからどう見てもご機嫌でしょう。
ずっと家に帰ってきてから鼻歌をお歌いになりながらニコニコして。
それでご機嫌じゃないという者がどこにいるだろうか。
赤「なにか良いことでもおありになったんですか?」
あ「良いことっていうか…玲央さんと自然に話せたの!」
赤「玲央と…?」
あ「そう!私、男の人は苦手で……だけど玲央さんは普通に話せたのよ!
それが嬉しくて」
赤「そうですか、それは良かったですね」
・
初めてだった。
Aお嬢様が俺意外の男と話して楽しそうにしているなんて。
・
―俺だけでいい―
そんな感情が、一瞬自分の心の中に生まれるがハッとなる。
私情は、仕事には持ち込まない。
俺はAお嬢様にお仕えするときに、Aお嬢様のお父上にそう誓ったんだ。
だから、Aお嬢様が幸せそうならそれでいいじゃないか。
自分の気持ちなんか関係ない。
Aお嬢様が幸せならそれでいい――…。
・
・
あ「スー…スー…」
いつの間にか、Aお嬢様は眠ってしまっていた。
赤「まったく…仕方ない人だ」
俺はAお嬢様をベッドまで運び、身体に毛布を掛ける。
・
赤「おやすみ、A――…」
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優穂(プロフ) - りんごさん» コメントありがとうございます!カッコよく書けてるか心配でした…!赤司くん執事似合いそうですよね!ドキドキしていただけて良かったです!! (2017年1月29日 10時) (レス) id: 1ef8b6e724 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - とてもかっこよかったです!赤司君、執事すごく似合ってる〜 ドキドキしながら読んでいました! (2017年1月29日 8時) (レス) id: 6adc5ff639 (このIDを非表示/違反報告)
優穂(プロフ) - ミルクさん» コメントありがとうございます!赤司様が執事だったら逆に自分がなんでも言う事聞いちゃいそうですよね!毎日ドキドキが止まらなそうです笑 (2017年1月15日 20時) (レス) id: 3cb2e40481 (このIDを非表示/違反報告)
ミルク - 執事が赤司様とかヤバイですな…(*°∀°*) (2016年12月31日 0時) (レス) id: a9e774865c (このIDを非表示/違反報告)
優穂(プロフ) - 遙城さん» コメントありがとうございます!童謡の少し歌詞が怖い曲ですか?笑 (2016年12月23日 12時) (レス) id: 1ef8b6e724 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:優穂 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/list/aiha2/
作成日時:2016年12月10日 16時