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執事【16】 ページ17

あ「あー!いっぱい買ったあ」






私の両手には大量の紙袋。







今まで見たことのない可愛い服をたくさん買ってしまった。







征「Aお嬢様、お持ちいたします」







そう言って征は私の両手を塞いでいた紙袋をひょいっと取り上げる。






あ「い、いいの!」






私は征から買ったものを取ろうとする。






征「なぜです?これは私の仕事です」






あ「仕事とか……今日はそういうのじゃなくて」






仕事だからとかじゃなくて、ただ…征と普通の人たちみたいに楽しみたいだけなのに。







こうやって荷物を自分で持って、「買いすぎ」みたいな会話。







ベタだけど、ずっと憧れてた。







やっぱり、私たちには無理なのかな…。














征「Aお嬢様」






征は私の名前を呼び、紙袋の数個を私に返す。







征「半分ずつなら、あまり重くないでしょう」







あ「う、うん!」









征、ありがとう。














私たちは駅前のオシャレなカフェに入った。






玲央さん曰く、とても人気なお店らしい。






玲「征ちゃんと行ってきなさいっ」






玲央さんにもそう言われ、今まで入ったことのないそのお店に入る。






征「なにをお飲みになりますか?」






あ「んー…いつも征の淹れた紅茶だからなあ…」






征「ここでは無理ですよ」






そんな会話をしていると、征は珍しく笑ってくれた。






征の笑顔、見るの久しぶりかも。






なんだか昔に戻ったみたい。



















「ねえ、あれ赤司くんと早乙女さんじゃない?」






「本当だ…」





私たちは、それを誰かに見られているなんてこの時は気づきもしなかった。

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設定タグ:赤司征十郎 , 黒子のバスケ , 優穂   
作品ジャンル:恋愛
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優穂(プロフ) - りんごさん» コメントありがとうございます!カッコよく書けてるか心配でした…!赤司くん執事似合いそうですよね!ドキドキしていただけて良かったです!! (2017年1月29日 10時) (レス) id: 1ef8b6e724 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - とてもかっこよかったです!赤司君、執事すごく似合ってる〜 ドキドキしながら読んでいました! (2017年1月29日 8時) (レス) id: 6adc5ff639 (このIDを非表示/違反報告)
優穂(プロフ) - ミルクさん» コメントありがとうございます!赤司様が執事だったら逆に自分がなんでも言う事聞いちゃいそうですよね!毎日ドキドキが止まらなそうです笑 (2017年1月15日 20時) (レス) id: 3cb2e40481 (このIDを非表示/違反報告)
ミルク - 執事が赤司様とかヤバイですな…(*°∀°*) (2016年12月31日 0時) (レス) id: a9e774865c (このIDを非表示/違反報告)
優穂(プロフ) - 遙城さん» コメントありがとうございます!童謡の少し歌詞が怖い曲ですか?笑 (2016年12月23日 12時) (レス) id: 1ef8b6e724 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:優穂 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/list/aiha2/  
作成日時:2016年12月10日 16時

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