◆第六十五話◆ END ページ35
私の思考回路は一時停止。
貴「今、なんて…」
黄「俺、黄川さんのこと好きッス。
けっこー…前から」
貴「うそ、知らなかった…」
黄「だって言ってないッスから」
黄瀬くんは抱き寄せていた私との間に距離を作って、二人で顔を合わせて笑った。
貴「私も…黄瀬くんが好き」
黄「知ってる」
私は、なんだか恥ずかしくなって俯いてしまう。
だけど、くすっという笑いが聞こえてちらっと上を見ると勝ち誇ったかのような満面の笑みの彼。
貴「もー…反則です。
こういう時に、私の大好きでいつか自分だけに向けてくれないかなって憧れてた�牴�瀬スマイル�瓠�
黄「なんスか、黄瀬スマイルって」
黄瀬くんは、今までの会話の中で一番の笑顔を見せてくれる。
黄「……でもさ、もう憧れないでよ」
貴「え?」
黄「俺に憧れるの、今日でもうやめて?」
貴「へへ、なにそれ」
黄「だから、こういうこと」
黄瀬くんの綺麗な顔が近づいてきて。
ちゅっと、触れるだけのキス。
黄「もう、この憧れのスマイルは……Aだけのものだから」
ベタなセリフ、まるでドラマにあるような。
だけど、それがすごく黄瀬くんからの言葉だと思うと嬉しさが何百倍にもなって。
そして初めて呼ばれた下の名前。
黄「A、俺と付き合ってください」
私の返事はもちろん。
貴「はい!」
満面の笑みで答えた。
黄「これからは�狷瓦讚瓩犬磴覆�て、彼氏ッスよ?」
貴「うん!私、黄瀬くんに憧れるのもうやめます!!!」
−END−
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 198人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
優穂(プロフ) - 七海さん» 返事遅くなってしまい申し訳ありません!コメントありがとうございます!はい、一生懸命可愛いって思われるような主人公にしようと思って頑張りました!ありがとうございました! (2017年3月25日 22時) (
レス) id: 3fb30be1a4 (このIDを非表示/違反報告)
七海 - お疲れ様です！主人公ちゃん可愛いですね！ (2017年3月10日 18時) (レス) id: 1a053e154c (このIDを非表示/違反報告)
優穂(プロフ) - 林檎あいす♪さん» ありがとおおお！そう言っていただけるとありがたい！嬉しい限りです！ (2017年2月19日 10時) (レス) id: 3cb2e40481 (このIDを非表示/違反報告)
林檎あいす♪(プロフ) - お疲れ！最後まで見てて面白かったよー！ (2017年2月18日 19時) (レス) id: d5479b27aa (このIDを非表示/違反報告)
優穂(プロフ) - 青龍さん» 青龍さん、コメントありがとうございます!読んでいただけて嬉しいです!はい、ハッピーエンドです!笑いい終わり方を出来て良かったと思います!読んでいただき、本当にありがとうございました! (2017年2月16日 22時) (レス) id: 1ef8b6e724 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：優穂
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/aiha2/
作成日時：2016年12月6日 14時
