【黒バス】私、黄瀬くんに憧れるのはもうやめます!!!2

◇第四十四話◇ー黄瀬SIDEー ページ14

黄川「黄瀬くん、ご飯食べた後空いてる?」







黄川さんにそう聞かれて、「うん」と答えたら来てと言われた場所。







それはホテルの目の前に広がっている浜辺。







夜風が涼しくて気持ちいい。








黄川「あ、黄瀬くん!いたいた!」








海をボーっと眺めていると、お風呂上りなのか髪をおろしているTシャツとショーパン姿の新鮮な黄川さんが走って俺の元へ駆け寄ってきた。








いつも、髪結ってるからなんか新鮮。








黄「どうしたんスか?こんなとこに来てなんて…」








黄川「黄瀬くん、上見て」








黄川さんに言われるがままに、黄川さんの指さす空へと目線を上げる。








黄「わっ…すごい」








黄川さんの指さす先、そこには夜空に輝く満天の星たち。








黄川「ふふ、すごく綺麗でしょ?







さっきね、黄瀬くんたちがお風呂から上がるの待ってる時に








空気吸おうと思って空見たらこの綺麗な星が見えてね。







どうしても黄瀬くんに見せたくて…一緒に見たかった。








だから呼び出しちゃった」









「こんなことで呼び出してごめんね」なんて笑って付け足して。









黄川「それに、黄瀬くんちょっと元気なかったみたいだから。







少しでも元気出してほしいなって思って」









ああ、君ってどうしてそこまで俺のことを…。









・









そんな風に無邪気に笑う君を、可愛いと思った。









俺は、思った。








・









俺、黄川さんのことが好きだ。









いつの間にか、君に惹かれていたんだ――…。






―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

Twitter始めました!良かったらフォローお願いします。
@y_uho1111

◆第四十五話◆→←◆第四十三話◆

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す