92話 ページ42
「 おい 」
たった二文字
そのたった二文字に、驚く程の殺気が込められているのが分かった
『っ……、
さぶろ、くん……?』
声のした方を見ると、絶対零度の視線を私の前の男に向けている三郎くんがいた
ただの冷たい目じゃない
今までに見たことがないくらい、怖い顔をしていた
目の前の男が、少し動揺していた
……すると、
三郎くんは、その男を思いきり蹴飛ばした
『 !? 』
彼がそんなことをするとは思わなくて、私は思わず動揺してしまった
……三郎くんは、そんな私を引き寄せるようにして、思いきり抱き締めた
『!っ……』
「…おい。そこのお前」
先程蹴り飛ばした男を見下すようにして、三郎くんは、
「───この人は僕の大切な女性だ。
お前なんかが手ェ出してんじゃねぇよ」
強く、そう言い放った
その威圧に怖じ気づいたのか、男は急いで何処かへと走り去っていった
「──大丈夫ですか!?Aさん!!」
先程までの殺気は何処へ行ったのか、途端にいつも通りになる三郎くん
『……っ……!』
私は、勢い良く、三郎くんに抱き着いた
三郎くんは最初少し驚いていたけれど、すぐに優しい表情になって、きつく抱きしめ返してくれた
「大丈夫。……もう、大丈夫だから」
優しい声でそう言って、背中を摩ってくれた三郎くんに、
───私は只々、安心した
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーキャラ
夢野幻太郎
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クッキー(プロフ) - 白兎。さん» !!ありがとうございます!!次回は修学旅行編ですが、なるべく早くpart3が書けるように頑張りますね!これからもよろしくお願いします!(´▽`*) (2018年10月22日 22時) (レス) id: 7b2fa17300 (このIDを非表示/違反報告)
白兎。(プロフ) - うんん、やっと恋人に…!これからもこの小説応援させていただきますううう… part3も頑張ってください! (2018年10月22日 20時) (レス) id: e5afcf4f88 (このIDを非表示/違反報告)
クッキー(プロフ) - 雪乃さん» そうなんですか…!!ありがとうございます!!ドキドキさせられて良かったです(´▽`) ホッ夢主ちゃんの言動は少し私に似せて書いてるのでww頭をおかしくさせて書くのにちょうどいいんですよねww←これからも頑張ります!(*´▽`*) (2018年10月21日 8時) (レス) id: 7b2fa17300 (このIDを非表示/違反報告)
雪乃 - はじめまして!三郎が大好きで三郎の作品を読みたくてこれを見つけてずっと読んでます!!めっっっちゃ面白いです…!夢主ちゃんの斜め上思考が面白すぎてw今回の読んでドキドキしちゃいました!これからも頑張ってください(*´ω`*) (2018年10月21日 3時) (レス) id: ad27a684eb (このIDを非表示/違反報告)
クッキー(プロフ) - 椏萌☆紅弥さん» 修学旅行中だったため返信遅れました!申し訳ございません!!私の小説で…、読者様の三郎くんへの好感度が上がっていく…。こんな嬉しいことないじゃないですかぁぁぁああああああ!!!!ありがとうございます!!そして何故に肉まんww (2018年10月19日 22時) (レス) id: 7b2fa17300 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜 | 作成日時:2018年9月3日 7時