変人とは「普通じゃない人」のことをいうpart2【山田三郎】

66話 ページ16

二郎SIDE



「ただいま」




そう言って玄関の扉を閉めるが、何時も出迎えてくれるはずの兄ちゃんが、一向に来ない




？…あ。またAと何か話してんのかな





あいつ教科書返す前に逃げやがって……、いやそもそも、何で逃げてたんだ……？




相変わらず、あいつの考えてることは分かんねぇ



今朝もベランダ渡って一番上の窓から教室入り込んでたし……。






……Aにはそういう危ねぇこと、してほしくねぇんだけどな







「…いやいや、何考えてんだ俺」





ダチとして、あくまでダチとしての意見だ



それ以外は何も……。









「…………」









───本当にそうなのか…───？








「……らしくねぇな……」








一旦、考えることをやめよう



ややこしいことにしかならねぇ








…別に考えることをやめたって、あいつは離れて行ったりしねぇよ





ずっと、俺とダチでいてくれるよ







……そんなことを考えていたからか余計に、この後目撃した景色が、重く感じた








「──…あ。兄ちゃん。ただいま……、」









……自分の目を疑った





一瞬、完全に頭が真っ白になった









……だって……、









・









───兄ちゃんがAに、キスしていたから

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• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
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ラッキーキャラ

夢野幻太郎

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