変人とは「普通じゃない人」のことをいうpart2【山田三郎】

64話 ページ14

二郎SIDE



──…あ〜〜、ついてね〜〜…




「またか山田！！ったくお前はいつもいつも…」






次の授業、音楽だけど、また教科書忘れた……。





めんどくせーな……、このおっさん説教なげぇんだよな〜


音楽の専門だからか知らねぇけど、声でけぇし…。









『──あれ、二郎じゃん。どうしたー？』






「…っえ、A…。あー……。音楽の教科書忘れちまってな……」







……クソ……、センコウに叱られてんの見られるとか……、かっこ悪ぃな……







『あははっ！何言ってんの二郎！



──…失くなった、の間違いでしょ？』








「……は……？」






…いや、お前が何言ってんだA…？






『悪いね二郎。朝寝ぼけててうっかりお前の教科書入れちゃってたんだよ。はいこれ！』





前の授業が音楽だったらしい。Aは手に持っていた教科書を俺に押し付けた






「……っえ。あぁ……」






『まぁそういうわけでMusic teacher！叱るなら私を叱りたまへ！』




「海野！お前の仕業か！ったくお前は問題ばっか起こすな…。

まぁ、お前は音楽の成績も良いし、今回は見逃してやる」




『あざ──っす！』









・









『──ホント、先生って成績で生徒を区別してる感あるよね。そういうのマジで嫌いだわ〜』




センコウが教室に入ってから、Aはげんなりとした表情で言った





『まっ！そのおかげで色んな遊びしても、ある程度は許してもらえるんだけどね！

じゃあ二郎！サラバだ！！』





色々と問題のある発言をして、Aは走り去っていった







……にしてもあいつ、俺の教科書間違って持ってきてたのか




運が良かったな……、と思って教科書を裏返すと、"海野A☆"の文字









「……っ……、





あいつ……、マジでこういうことすんなって……」

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• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーキャラ

夢野幻太郎

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