40。やなぎー ページ42
「アイちゃん、あのさ、ちょっといいかな…?」
「?ああ、なんだ」
「あのね……
…今度のお休みの日、にじむーと三人でうちで遊ばない?」
「えっ、いいけど…え、なしたよ?」
どうしたんだろうか、こんな風に改まって。
…そういえば、やなぎーの家に行ったことがない。今気づいた。
「そいや、やなぎーん家行ったことないな」
「うん。というかまあ…ぼくがうちに来るようなことがないようにしてたんだけどね」
「そうなのか」
まじか。気づかなかった。やなぎー…こやつ、やりおるな。
「だって、あんまり知られたくなかったんだよね。うちのこと」
事情ありのようだ。
ちなみに、僕ん家や修造ん家は何度か遊び場になっている。といってもまあ、ほとんど修造の家か外で遊ぶ。
うちには娘に近づく男は全て排除する主義のパピーがいるのであまり行かないというか行けない。
さて、話を元に戻そう。
「じゃあ、今週の土曜でいい?」
「ああ」
「ありがと!!あと、ぼくん家のことは…
三人だけのヒミツ、だよ」
そう言って片目を瞑るやなぎー。
その瞬間、やなぎーの周りがキラキラと輝いて見えた。
…そうだ、こいつイケメンだった。
イケメンすごい。
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藤海 - 江戸猫さん» コメントありがとうございます!ええと、前世男で転生後女な主です…!わかりにくくてすみません…! (2018年4月5日 22時) (レス) id: b9bf9ff02c (このIDを非表示/違反報告)
江戸猫 - 男主ですか? (2018年3月27日 8時) (レス) id: e0161950e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:藤海 | 作成日時:2016年9月26日 19時