【黒バス】相田になりました。【相田リコ成り代わり】

24。仲良し ページ26

「おいテメっ、待ちやがれ！！」

「待てって言われて待つやつなんていないよ！？」






最近、思うことがある。





この3人が、"仲良しトリオ"となりつつある気がするのだ。

もちろんこの3人というのは、僕、修造、そしてやなぎーのことだ。






「おいA！！コイツつかまえろ！コイツ、オレの赤ペンうばいやがった！！」

「だから、ちょっと借りただけだってば！もう！にじむーは本当に心がせまいし話聞いてくれないよね！！」

「あ"ぁ"？！いっつも話聞いてねぇのはお前の方だろが！！」







…ごめん訂正。今全然仲良くない。

でも、まあ、アレですよ。喧嘩するほど仲が良い、ってやつなんですよ。




はぁ…。




「おい、お前らやめろよ。赤ペンごときで」

「んなっ、ごときって…！なんだよそれ！この赤ペンは…！！

…っ！



…こっ、この、この赤ペンは……その…」

「？…えっと、なした？」

いきなりさっきまでの勢いがなくなる修造。

どうしたのだろう。



その様子を見て、やなぎーは何かを悟ったようで



「にじむー…。



ご、ごめんね…その…




大事な、ものだった…んだよね…」

「…いや…まあ…な。


えっと…ごめんな？どなりちらして…」


「ううん。ぼくがちゃんとことわり入れなかったのが悪いんだ。勝手につかってごめんね…」





ほら、喧嘩してもすぐ仲直り。

やっぱお前らはそうでなくちゃな。



でも…………








とりあえず修造の赤ペンに対する態度が気になる。

どうでもいい気もするが、なんか気になる。





しかし、あえて聞かないでおこうと思う。





他人にはあまり深入りしない方がいいのだ。




その人のためにも、自分のためにも…。









………なーんつって。

シリアスっぽい？ンなもんごめんだっつーの。



…まあ、嘘ではないんだけど。

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