愛よ、僕を導いてゆけ２

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-「Aちゃん、中庭掃除変わってくれない？」


「...また？」



今週二回目。

この子、どういうつもりなんだろう。




-「いやぁ、もうすぐ試合でさ私レギュラーだから」




..だから？

だからなに。


イラって少しムカついて...




「もう変わらないからね」


-「やった！ありがとう！」




花純がいるからいっかって思って、私は彼女のお願いをのんだ。

普段の私だったら絶対断ってるけど、なんか

ちょっとだけ自分が変わった気がして嬉しかった。


花純の影響かな..





・





「かーすみっ..うわっ！びっくりした..

大ちゃん..どうしたの？」



中庭にもう花純いるかな〜って覗いて、奥の端っこで掃除していた彼女を見つけた。


呼びかけようと思って中庭に入りながら声をかけたら、

横に人気を感じて瞬時に顔をそちらに向けるとやっぱり人がいて驚いた。



大ちゃんがヘッドフォンを装着して花壇に座っていた。





大貴「あ、Aちゃん。３日ぶりくらいだね。」


「うん..そうだね」


大貴「俺花純待ってるの。あ、花純っていうのは..」


「知ってるよ花純と友達だから」




大ちゃんが花純のことを紹介しようと指を持ち上げた時、大ちゃんに知ってるというとクシャって笑った。


子犬、みたい。すんごく可愛い。

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