愛よ、僕を導いてゆけ２

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「その中島くんが写真褒めてくれたんだ。

..なんか、中島くんが褒めてくれると思ってなかったから嬉しくて」


涼介「天野さんが撮った絵、俺も見たい。

きっと褒める」


「ねぇなにそれ。きっと褒めるってなんか嫌」



目をキラキラさせて"きっと褒める"って。

初めて言われたよ、その言葉。





涼介「天野さんが好きな写真、俺も絶対好き。」


「見たことないのに？」


涼介「うん、ないよ？だけどわかる。」


「...っぷ、」



なんかおかしい。

面白い。




「じゃあ今度証明してね？多分、他の部員のほうが絶対好きって思うから」


涼介「それはないよ」



言葉を選ばないで直感で言ったようなその言葉に恥ずかしくなる。

ちょっとどきって体が疼いた。




「なんで言い切れるの？」


涼介「なんでだろう。でも、俺は天野さんのこと好きだからっていうのもある」


「それって、色目ってことじゃない？」



山田くんって面白いな。




涼介「そんないやらしいのじゃないよ。天野さんが好きなのは好きだと思うって、直感！」


「ふふっ、へーんなの」


涼介「好きだよ、天野さんのこと」


「....え、なにいきなり」



ちょっと、ちょっとだけドキってしたじゃん。

いやいきなりだったから、ほらね。

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