〇seven ページ7
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授業は身が入らず、
気づけば放課後。
...あーあ。
相葉くんの事考えてたら、
いつの間にか放課後じゃん。
相葉くんは席を立ち、
カバンを持って
颯爽と教室を出て行った。
そのあとを
何人かの女の子たちが
ヒソヒソついていく。
...今日、なんだったんだろ。
私はいつもどおりに
...じゃなかったな。
そうだ、テストの点が悪かったんだ。
それで朝、寝てたんだ。
...ふて寝←
...それで？
なんで相葉くんは
私なんかに声をかけたのかな？
「テスト、気にすんな」
そういった彼の声は
今でもしっかり耳に残ってる。
...思い出しただけで、
顔が火照りそうだ。。
相葉くん...。
私なんか、大勢の一人じゃないの？
ほんと、私馬鹿だから。
相葉くんのしてくれたこと、
勘違いしちゃいそうになるよ。。
私だけ特別なんじゃないかって、
自惚れちゃうじゃん、馬鹿。
思わせ振りな態度ばっか。
そんなのやめてよ...。
私は荷物をカバンに詰めて
家へ続く道を
いつもより早く帰った。
...空は曇っていて、
今にも雨が降りそう。
私の心、
今にも崩壊寸前。
土砂崩れ、起きちゃう前に
晴れてくんなきゃ困るよ...。
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作者名：ザモザモ | 作成日時：2013年12月6日 18時
