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Aside

鬱陶しかった。

はじめて会った、彼女の印象はそれで。他の奴らと同じだった。

顔色を伺ってくる。

だから、突き放した。
もう、カスミのように失いたくないと言うのも会ったが。

まだ子供なのだから。

なのに

惹かれてしまった。彼女の、何かに惹かれたのだ。

カスミと似ている、三葉の強さ。

彼女との出逢いは___どのような出逢いだっただろう。





「A。真昼が見当たらない、捜せ」

「俺じゃなくてもいいでしょう?」
「お前以外は、見つけられんのだ」

「真昼の兄なら……わかるだろう」

真昼は《鬼》が混じってると分かった、いや、その前からだが、

屋敷から姿を消すようになった。

めんどうだ。
と、思いながら、真昼の後を付けていた。

すると、

「……お兄ちゃん。着いてきてるのは、わかってるから。出てきてよ」

バレていた。

「お前のせいで、父上から捜索命令が下された」

「あは。いつも私をからかってくる罰よ」
「はて、覚えがないな」

くだらない会話をしていた。

その時、真昼が言った。
「一瀬の所に行くの。お兄ちゃんも、来る?」

「……お前、一瀬って」
「わかってる。わかってるから、行ってるの」

犬猿を越えた、宿敵の間柄。

なのに、真昼は一瀬に行っていたという。



「面白そうだな」

「お兄ちゃんなら、わかってくれると思ってた」


「双子だしな」
「はは。そうだね」

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設定タグ:終わりのセラフ , 三宮三葉、恋愛 , 柊真昼、双子   
作品ジャンル:アニメ
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暁の雨 - クッキーさん» ありがとうございます!不潔で面白くないかな、と思いましたが。救いの女神!更新頑張りますね!! (2017年3月11日 10時) (レス) id: e8dddc3b1a (このIDを非表示/違反報告)
クッキー(プロフ) - とても面白いです!!!!! 更新頑張ってください^_^ (2017年3月10日 19時) (レス) id: e81086d7ab (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:暁の雨 | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2017年3月7日 20時

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