ラブライブ！〜お調子者としっかりもの〜

ー告白ー ページ17

A｢夏音が言ったことは全部ほんとのことだと思う。
お母さんは小さいときに死んじゃって、ずっとお父さんが頑張ってくれてたんだ…
でも去年事故でね…｣


海未｢去年…
もう、私たちとは会ってるときなんですね…｣


A｢うん、入学したてだったしまだ仲良くはなかったかな…
でも、今は楽しいよ。
μ’Sのみんなとも会えたし、こうやって海未とも仲良くできてる。｣


海未｢でも･･･辛くないですか…？｣


A｢もう慣れたかな…
そりゃ最初は辛かったけど。｣


海未｢私では真似できません･･･
強いですね、Aは･･･ ｣


A｢そんなことないよ。
でも頑張ろうって思える理由は最近、見つかったかな。
いや、気付いてなかっただけで初めからあったのかも…｣


海未｢そうですか…｣


伝える。

今ここで。


A｢あ、えっと…
俺は海未のことが好き。
気付いたのは最近なんだけど、たぶん初めて会ったときからだと思う。｣


ずいぶんと驚いた顔をしている。

まぁそりゃそうか、急に言われたらな…

でもお調子者だから、許してほしい…


A｢どっちもいないから…
いつも叱ってくれて、気にかけてくれる海未が好きになってた。
海未はこうゆうこと興味ないかもしれないけど、この気持ちだけ受け取ってほしい。｣


海未｢それは･･･できません…｣


下を向いたまま海未がそう告げる。


A｢え…｣


海未｢気持ちだけなんてできません…
私の気持ちはどうなるんですか…
私の気持ちも知らないで、ほんとにAはお調子者ですね…｣


声を震わせながら告げられる。


海未｢私もAが好きです。
普段はそう見せなくても、いつも優しくて、誰にも見えてないところでも頑張れる、そんなAに惹かれました。｣


そうゆう話を聞いたことなかったから興味がないんだと思ってた…



A｢あ、ありがとう･･･｣


何よりもまず、そんな言葉が口からこぼれた。

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