▽▼ あおside ただの幼馴染で、お母さんという謎のポジション。 ページ37
零の殴りたくなる顔をしっかりと無視してキッチンに行き、戸棚の1番下を開けて小さめのタンブラーを取り出す。
俺が零宅のタンブラーの場所を把握していることについては何も言わないでくれ。俺だって分からない(白目)
大きなため息をつきそうになりながら、タンブラーにスポーツドリンクを注ぎ、いつの間にかこっちに来て謎に俺の事を見つめていた零に手渡した。
「いぇーさんきゅ！じゃあ寝るわ！」
『はーいお待ちください零さーん』
タンブラーを受け取り速攻で階段を駆け上がって自分の部屋に行こうとする零を呼び止める。まだ色々言いたいことがあるだよ元気だな！！？？！
『1つ目。今日はもう作業禁止。2つ目。しっかり会社に連絡して疲れが全部取れるまで休む事。3つ目。水分補給は絶対しろ。4つ目。寝ろ』
「おけおけ把握した！要するに休めってことね」
『そんな感じ』
要約しすぎな気もするけど言いたいことはそういう事なので否定はしないでおこう。
『あっあと』
「何だよはよ寝かせろ」
『5つ目。これから先無理はしすぎないこと。無理するなとは言わない。言っても無理するもんなお前は！なんかあったらちゃんと言え。ここ一番大事。おーけー？』
「おーけー!!!!!!!!!!!」
もうそんなに元気なら大丈夫そうだ。さっきまで泣いてたのになぁ、なんて思って可笑しくなる。そうだった。零はこういう奴だった。
「──────やっぱり空はいつでも私のお母さんだなぁ」
ふと、零が苦笑混じりに小声で呟いた言葉を俺の耳は逃さなかった。
『お母さん、ね。殺すぞ』
「こっわ。お前ほんとその本性どうにかしてくんない？お前のリスナーさん皆お前のこと可愛い可愛いあおくんだと思ってるからな？」
『お前以外の同業者もな』
「自分で分かってるならもうなんでもいいや。放棄。はいおやすー」
『はいはい、俺はもう帰るからしっかり休めよ。おやすみ』
「さようなら空。君の事は一生忘れないよ…」
『本当に殺してやろうか』
2人して少し笑いながらそんな会話を交わして別れる。零は階段を駆け上がり、俺はスマホを手に取って玄関に向かった。スマホしか持ってきてないためである。
��「やっぱり空はいつでも私のお母さんだなぁ」��
零の家を出ようとした瞬間、突然脳内で再生された零の言葉。
結局、俺は零の幼馴染でお母さんという訳の分からないポジションにしかなれないことを痛感して、少し、ほんの少しだけ寂しさを感じた。
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くらうど。 - 了解です！絡んでやってください() (2020年3月24日 20時) (
レス) id: 4f35acfdf3 (このIDを非表示/違反報告)
未鈴(プロフ) - くらうど。さん» いえいえ！！了解です！！おとちゃん以外あいつらにはタメ口で絡ませときます(( (2020年3月24日 19時) (レス) id: 7ca2b3c05e (このIDを非表示/違反報告)
くらうど。 - 未鈴さん» いえいえいえいえ本当にいつでも大丈夫なんで…。あおの年齢は今のところ非公開です。こちらこそお手数おかけしてすみません…ちゃんと明記しておくべきだった…ごめんなさいm(_ _)m (2020年3月24日 17時) (レス) id: 4f35acfdf3 (このIDを非表示/違反報告)
未鈴(プロフ) - すみません...！！全部読んだつもりなんですがあおくんの年齢って公開済み設定ですか...??見逃してたらほんっっと申し訳ないです(())コラボの時絡む場合に言葉遣いとか関わってきますので知りたくて←。非公開なら非公開で大丈夫です！！ (2020年3月23日 23時) (レス) id: 7ca2b3c05e (このIDを非表示/違反報告)
未鈴(プロフ) - くらうど。さん» こちらこそ！！今日卒業してきたので春休みサボらず頑張りますね！！← (2020年3月23日 22時) (レス) id: 7ca2b3c05e (このIDを非表示/違反報告)
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