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第40夜 ページ41

紅玉らが立ち去った後、緊急の手当が行われていた。

「おい、大丈夫か?」

「こっちにも水をくれ!」

『はいはーい!今行く!』

その中、彼女もよく働いていた。


『はい、これが水ね。あ、そっちの人に、この布巻いてあげて。あっちの人は重症だから私がするわ。』

「ありがとう...!」

「了解!頼んだ!」

『はーい!...よいしょ。ちょっと腕貸してね。』

彼女はケガが酷い人のところへ行き、手当てをする。

「あ、あぁ...すまねぇ...」

『よっ...と。.....っし、出来た!じゃあ、家まで送るわ。すぐそこでしょ?』

「いや、悪いよ!そんくらい自分で...」

『こんなケガしてるんだから!1人じゃ危ないでしょ。いいから、肩貸して!』

「すまんなぁ...ありがとう。」

少し会話を交わし、ケガ人を送り届けたのであった。


『シンドバッドさん!ジャーファルさん!』

次は、シンドバッドとジャーファルの元へ向かう。

シン「ん?A?」

『水や布を配って、ケガ人を家へ送って来ました。...ので、一応報告を。と...』

シン「あぁ、ありがとう。Aももう休みなさい。」

『あ、いえ。私はまだ大丈夫です。やることもあるし...でも、モルジアナは休ませてあげてください。まだここにも慣れてないでしょうし...』

シン「...分かった。そう言っておくよ。君も、なるべく早く休むように。」

『はい、ありがとうございます。』

その言葉にを聞くと、ほかの場所へ向かっていった。


シン「彼女たちは、働き者だな。気丈で優しくて...心強い。」

ジャ「えぇ。周りのことによく気が付くし、てきぱきとよく働いてくれています。」

こんなことを言われていることも知らずに。

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作者名:ミカ | 作成日時:2017年9月21日 21時

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