第34夜 ページ35
ジュ「勝った!!」
それは、ジュダルの氷だった。だが、氷を刺すためにそばに行っていたジュダル。
それを利用しウーゴくんがジュダルを叩き潰す。ボルグはすぐに破れ、ジュダルは見るも無惨な姿となった。
「すげぇ...」
アラ「ウーゴくん!?ウーゴくん!?」
ウーゴくんが急に起き上がったと思うと、手を組み上に掲げた。そして、手が紅く光り出す。
『まずいっ...みんな逃げて!!』
アラ「そんな、ウーゴくん!!」
アリ「...!」
アリババは心当たりがあるようだった。あの紅い光は、熱魔法だった。
『(くそっ、止めに行けない...!!)』
彼女は、立つことが精一杯だった。
ウーゴくんがジュダルに向かって腕を振り下ろす。と共に辺りがほぼ吹き飛んだ。
『っ...アラジン!!』
吹き飛ばされ、落ちる時にアラジンを見つけ必死に手を伸ばす。そして守るように抱き締める。
すると、誰かに抱きとめられた。
モル「大丈夫ですか...?」
それは、モルジアナだった。
『モルジアナ...!』
アラ「!モルさん...あ、ありがとう。助かったよ。」
アリ「お前、何人抱えてきたの?」
モル「7人です。そこに、Aさんとアラジンが来たので抱きとめました。」
『す、すごい...でも、無茶したらだめよ?』
モル「はい。」
彼女とアリババが慌てる。
アリ「他の“霧の団”の皆は!?」
『無事なの!?』
それに、モルジアナが答える。
モル「大丈夫です。シンドバッドさんのおかげで、犠牲者はいないようです。とっさの呼びかけで、皆早く逃げることができたから...」
無事でいた団員をみて、2人は安堵した。
モル「でも.......あの人は...もう.....」
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作者名:ミカ | 作成日時:2017年9月21日 21時