第32夜 ページ33
衝撃的な一言だった。その言葉に、周りも驚愕している。
ジュ「まぁ、いいじゃねーか!遊ぼうぜ、チビ!お前も“マギ”なら分かるだろ?」
アラ「...!?」
ジュ「俺は力が余って余ってしょーがねーんだよ。おかげで、何やってもクソつまんねーしよ!」
ジュダルが狂ったように笑いながら言う。
ジュ「でも...今日はちょっとだけ楽しいぜ。だからもっともっと俺と遊べよ、チビの“マギ”!!」
こちらがどれだけ必死でも、ジュダルにとっては、ただの、 “遊び”でしかなかった。
アラ「ウーゴくん...ウーゴくん!?」
アラジンが必死にウーゴくんに語りかける。
アラ「もういいよ。戻ってウーゴくん!!戻ってよ!戻って!!」
ウーゴくんが力のないように揺れる。アラジンはその勢いで落ちてしまった。
アラ「ウーゴくん!!」
焦るアラジン。それをよそに、ジュダルはまた魔法をしかける。
ジュ「おい、チビ。まさかこんなもんで終わりじゃねーよな?」
いくつもの雷を作り出す。
ジュ「こんな機会滅多にないんだ。もっともっと遊ぼうぜ!!」
放たれた雷など、気付かないくらいにアラジンは必死だった。
アラ「ウーゴくんウーゴくん!!」
それを、間一髪モルジアナが助けた。
モル「アラジン大丈夫!?しっかり!!」
アラ「モルさん...」
ジュ「おお?チビ、なんだその女?スッゲー素早いじゃん...」
アリ「こっちだ!このイカレ野郎!!」
ジュダルに一瞬の隙ができた、と思いアリババが突っ込む。怪我をした所には、包帯を巻いていた。
『(ちゃんと巻いてる...モルジアナ、やってくれたのね...)』
それは、彼女が託していた“何か”だった。それをもらったモルジアナが、アリババに手渡していたのだ。
ジュ「だからぁ、俺には普通の攻撃は効かねーんだよ...」
アリババの剣から、炎が吹き出す。それと同時に、ジュダルのボルグを突き破った。
ジュ「!?」
ジャ「通った!!」
ジュ「.....痛ってーな!」
ジュダルの顔付きが変わった。
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作者名:ミカ | 作成日時:2017年9月21日 21時