第29夜 ページ30
シンドバッドの制止を聞かずに魔力で消そうとする。が...
アラ「!!?」
それを突き抜けてアラジンに当たった。
と、誰もが思った。
シン「アラジン!!!」
ジュ「オイオイ.....あっさり吹き飛んじまったのかァ...?」
その時
ジュ「!?」
ウーゴくんによって、アラジンは守られていた。
ジュ「へぇ、チビ。おもしれぇの持ってんじゃん...巨大なジンの体.....そんなもん、俺たち“マギ”にしか出せねぇもんな。」
ジュダルが笑う。
ジュ「いいぜ...認めてやるよ。お前のこと!でも、俺の魔法だって、あんなもんじゃないんだぜ?」
街中の霧がジュダルの元へ集められる。
ジュ「バルバットは霧の街。水なんて空気中からいくらでもルフに集めさせられるぜ...」
そして、大きな水の塊となった。
ジュ「そしてこれに...さらに命令すると...」
ジュダルが目を見開くと同時に、水の塊が氷の塊となった。
ジュ「俺の1番得意な氷魔法だ!!」
「なんであいつ、飛んでるんだ?」
ジュダルが得意げに笑う。
ジュ「へっへ〜ん!どーだコレ!スッゲーだろシンドバッド!覚えるのに苦労したんだぜ!流石に長距離飛ぶのは厳しいんだけどな。」
そこに、やっと彼女が帰ってきた。
『(よし、間に合った!まだ人が多少いるけど...もう仕方ない!!)』
彼女は“ある覚悟”を決めた。
ジュ「おっと...驚いてくれるにはまだ早いぜ...俺の得意技はここからさ...」
そう言うと、大きな氷の塊が分かれ始めた。
ジュ「くらえ!!」
パチン、と彼女が双剣に何かをはめた音が響く。
ジュ「降り注ぐ氷槍(サルグ・アルサーロス)!!!」
氷の槍が降り注ぎ始めるとほぼ同時に、あたりを大きな炎が包んだ。
ジュ「!?」
「「「!!?」」」
そのおかげで、降り注ぐはずだった氷の槍はとかされ、なくなった。
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作者名:ミカ | 作成日時:2017年9月21日 21時