【マギ】彼女の素顔【アリババ】 (ページ22)

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第21夜ページ22

だが、みんなの顔は険しいままだった。

『...！』

シン｢A、ありがとう。よく言った。...よし。ならば、俺は俺の持てる力のすべてをお前達に貸そう。｣

そんな団員たちに、シンドバッドが言葉をかける。

シン｢何が来ようが俺が倒してやる。国から追われようものなら、俺の国で国民として受け入れてやる！｣

ジャ｢シン...！これ以上難民を受け入れてはれシンドリアの財政は厳しいですよ...！｣

シン｢そんなもん、俺がなんとかするさ！｣

ジャーファルの忠告も構わず、笑い飛ばす。

シン｢世界はまだ理不尽さで溢れている。｣

『...！』

シン｢それと戦うものたちを受け入れる。そのために、俺は国を作ったのだからな。｣

皆の顔が明るくなる。その場にいた全員が、シンドバッドを信用した瞬間であった。

アラ｢...すごいね。｣

アリ｢あぁ、あれが一国の王サマってやつなんだな...｣

『...とても素晴らしい人ね、シンドバッドさんって。』

アラ｢Aさん！Aさんもとってもすごかったよ！｣

アリ｢あぁ！すっげーかっこよかった！本当にありがとな！｣

モル｢さすがです、Aさん！｣

『！...ふふ、ありがとう。でも、本当に凄いのはシンドバッドさんだよ。』

アリ｢そうだなぁ...アラジン、お前すごい人と友達になったな！｣

？｢あ～ぁ。こんなところにいやがったのか、あの“バカ殿”。｣

不気味に笑う青年。

？｢俺も混ぜてもらおっかな～？｣

不穏な雰囲気が流れ出したのだった。