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第16夜 ページ17

シン「!...やめろ、ジャーファル。」

ジャ「...すみません!」

シン「あぁ。」

ジャーファルが正気に戻り、戦意を失った所で、張り詰めた緊張感はなくなった。

『...。』

それを見て、彼女も剣を収めた。


アリ「わかった...わかったから、俺たちどうすりゃいいんだよ!?」

シン「仲間にしてくれるのか、ありがとう。」

アラ「ジャーファルおにいさんは、ちょっと怖い人だったんだね。」

マス「まぁ、時々...」


シン「...では、早速行動しようか。アリババ君。」

アリ「行動?」

シン「君は俺と今から、バルバット王宮に行くのさ。」


その言葉に全員が驚き、疑いの目を持つ。

カシ「何が仲間だ、結局アリババを王宮に突き出す気か!!」

シン「違うよ、話をしに行くだけだ。」

『はぁ...?』

シン「アリババ君、君は言っていたね。“民衆の支持を得たら身分を明かし、アブマドと話をつける”と。...それが今ということだよ。」

『...!アリババ...!』

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作者名:ミカ | 作成日時:2017年9月21日 21時

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