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第14夜 ページ15
シン｢という訳で、今日から俺は君たち“霧の団”の一員になるぞ！！｣
団員たちの心は揺れたものの、疑いはそう簡単には晴れない。
｢なんだなんだ！？｣
｢このオッサン...｣
アリ｢...どういうつもりだよ？一国の主であるアンタが他国に介入なんて、何か理由があるんだろ？｣
シン｢...ただ、この国の民を助けたい！｣
シンドバッドは チラ、と彼女の方を見る。
『.....』
シン｢...と言っても、信じないか。｣
アリ｢...｣
シン｢そうだな...まぁ、他にも理由があるとすれば...｣
シンドバッドがアリババに跪く様に、誰もが驚く。
シン｢それは...“世界の異変”を、止めるためだ！｣
｢世界の...｣
｢異変...！？｣
『...』
アラ｢.....｣
｢世界の異変ってなんの話だ...？｣
シン｢君たちは知らないかもしれないが、この世界は近年、混乱に満ちている。｣
アラ｢.......！｣
シン｢簡単に言えば戦争、貧困、差別の拡大.....俺は、シンドリア国王として、それにはとても困っているんだ。｣
身に覚えがある言葉に、聞く耳をもたざるをえなかった。
シン｢難民は増えるし、経済的にも打撃を受けるし、散々だ。｣
『...』
シン｢だから俺は今回、“世界の異変”の１つである“バルバット内乱”を解決したいと思っている。それでどうだろうか。｣
アリ｢...！？｣
その時、ある男の声が響いた。
カシ｢騙されんな！｣
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作者名：ミカ | 作成日時：2017年9月21日 21時
