【花言葉は】レタス姫【牛乳】

あつし ページ44

«長らくお待たせしました！カフェamore、午後の部はじまりま〜すっ»


店内改装中も絶えないお客さんの行列にクラスのみんなでびっくりした。


ベリーダンスの衣装に着替えたAはすごく可愛い。


『みてあつし〜これえっちぃ？』


たまとま二人きりになった空き時間。誘ってくるようなポーズをするAがたまらなくて。


「すごくえっちぃ」


自分が抑えきれなくなりそうだったけどなんとかキスで耐えた。


『んふふ、いってらっしゃい。またねー』


呆気なく別れるけど、また会えることを知ってるから。笑顔でさよならした。


────


「と言ってもな〜」


部活以外に友達いないし。そう考えれば唯一の友達橙野とか今キセキの世代に超絶人気なのかなー。


Aのショーが始まる3時までまだちょっとあるし。うー･･･


「むっきゅんっ！」


ぞわり。鳥肌が立った


振り返らない、振り返らない。早足でその場を去る


「ねっ！ちょ、はやいはやいっ」


「何？なんか用？」


「えぇーっ？むっきゅん冷たいぃー」


くろ･･･くろさ･･･なんだっけこいつ。


くろさま？くろさまっぽい名前の人と、


「･･･赤ちん」


赤ちんもいた。


────


そのあとくろさま？に散々振り回されて、3時近くなったところでamoreに戻ってきた。


おれと赤ちんは無言。でも店内をよく見ると、


赤ちん、おれ、峰ちん、みどちん、桃ちん、黒ちん。黄瀬ちんの他の人は結局揃っていた。


«それではショーをお楽しみください。»


入場とともに歓声があがる


«荻原様のベリーダンス･･･»


«撮影禁止だから目に焼き付けて帰るぞ！！»


踊れば踊るほどその場にいる全員が歓ぶ。


まぁ、1番よろこんでるのは


「A！ぐっはぁ！！今のチョー良くない！？ちょっと誰かティッs((


橙野なんだけどね。

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