【花言葉は】レタス姫【牛乳】

ゆうひくん ページ17

いかんいかん。



鼻からの大量出血で貧血になってもーた。Aが可愛すぎるでよ。



『･･･ちあきぃ』



入院生活中ずーっと来てくれたA。ちょっとやつれてるから休ませてやりたいのに、頑なにいうことを聞いてくれない。そして名前呼びとかぎゅふふふふふ。



『ちあき、しなないで･･･』



彼女が感じてる問題のスケール感がだいぶズレてるけど、そこもまた愛せるよね。



橙「おう。死にはしないよ。･･･でも、ごめんな」



辛くて、Aの前だけど涙が出てしまった



橙「もうしばらく俺････Aと踊れないって･･･」



Aを抱き寄せる。俺の腹で必死に『ううん、ううん』と言葉を嗚咽に交えて喋る。



『ゆうひくんがここにいてくれたら、それでいいよっ』



、



、



、



ズキューン



いとこ愛とはこの事や！！もうね！彼氏彼女の関係とかいらない！



来週俺退院だけど車椅子生活になる。



本格的にAに依存しそうだが、紫原との時間も作ってやらねば･･･



『ふふ。じゃあね、退院まであと7日、たのしみ』



心の底から笑っていた



──────────

次の日、Aが風邪で倒れたらしい。



青「紫原がつきっきりで面倒見てたぜ」



ベッドの横で耳をほじくりながら言う青峰にほほう、と相槌を打った。



『俺がキューピットになったってことかね』



青「命かけてな。つかお前そのカッコ･･･ﾌﾟﾌﾟ」



『うるせぇガング〇たまごちゃん』



寝転びながらチョップする。



あっ、届かない･･･(泣)



『インフルエンザじゃないといいがねぇ。A病気には強かったんだが、やっぱ俺って重要？』



青「げっそりしてたぞ。毎日あいつに迎えに来てもらってたけど、日に日にほやーんとした顔してさ。ほんで今日倒れたろ。反応ウザイからあんま言いたくねーけど、やっぱ必要なヤツなんだろ」



嬉しいような･･･悲しいような。

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