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ゆうひくん/てつや ページ48

「はぁ・・・別れはあっけないもんなんだな」


『またあえるからいいんじゃないのー?』


「・・・そうか。俺もそう考えるようにしよ。」


空港にて。お互いの家族はもうアメリカにいるため、あとは俺たち2人が合流するだけだった。


「なぁ、A、」


『スピー、スピー、スピー』


独特な寝息、可愛い寝顔。それを見ると、


「守らなきゃ」


そう思う。紫原の為にもな!


これから先、きっと紫原たちもかなり大変な壁を乗り越えると俺は予測している!!(多分な)


だから、


「俺らも、結果残して帰ろうな」


Aと、頑張りたい。


飛行機の中で、真っ暗な窓の外を眺めて。俺は決心した。


────


終わった帝光祭。もう見ることのないレタス色のドレス。


「・・・」


心に穴が開くような感覚。ぽっかりと、できてしまった。


家から帰って、通り過ぎる飛行機の音を聞く度に思い出す。


「荻原さん、橙野さん。」


また涙が溢れてしまう。


「どうして、どうしてあなたたちは・・・っ」


あぁ情けない。


真っ白で何にも染まらず滑らかで。彼女の心はまるで牛乳のように美しい。


会いたい。また大丈夫だよ、と声をかけて僕を勇気づけて欲しい。


あなたは役立たずなんかではありません。ぼくらキセキの世代にとっての、


「希望の、ひかり。」


『だめだよ』


「えっ?」


『てつやはつよいから、てつやが頑張らないと』


荻原さん・・・?


『しげひろだってそれをのぞんでるんじゃなあい?』


その人の名前は!


『逃げないで。わたしと約束したでしょ?わたしは希望のひかりでもなんでもない。ただのレタスですから』


約束、キセキの世代を僕のバスケで倒すこと。


そうか・・・そうですね。僕がやらなきゃ。


『じゃ!ふぁいとー』


後ろをむいて部屋を出ていく荻原さんをみて、はっと思うと目が覚めた。


「夢・・・」


どこまでが現実でどこからが夢なのかは分からないが。


「荻原さん、夢の中でもご迷惑おかけしました」


彼女が実際に僕に残す言葉は、夢の中の彼女が教えてくれたものと一緒だと思った。

か・・・かがみたいがさん?えっだれわたし知らんよこんなひと/ゆうひくん→←あかしさん



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つゆロロ(プロフ) - あひるさん» ありがとうございます。荻原ちゃんの楽器についてですが、お好きなものを想像してください(笑)私的にはバリトンやユーフォなどの低音楽器をイメージしておりますが。初コメントうれしいです!これからもどうぞ、見守ってくだされば幸いです((*_ _) (2017年11月20日 19時) (レス) id: 3fbfa2c7b2 (このIDを非表示/違反報告)
あひる(プロフ) - 面白いです!更新頑張ってください!因みに夢主ちゃんの楽器はなんですか? (2017年11月20日 1時) (レス) id: a0a203a011 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:つゆロロ | 作成日時:2017年11月7日 0時

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