-なんでもするとは言っていない- ページ3
あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ！
あの後なんだかんだで大きなお城(?)みたいな所に連れてかれてお手伝いさんらしき人達に体を洗われたり服を着替えさせられたりして今はふかふかの椅子に座っている！
…何を言っているのかわからねーと思うが、おれも何かいう前にされて頭がどうにかなりそうだった…
恐ろしいものの片鱗を味わったぜ……
という感じで緊張によりカチンコチンになっている伊織がお送りします。
「あらあら、こんなに緊張して…。大丈夫よ、ここにいる人達はアナタの味方ですから」
いや、違う。緊張してるのは敵だからとかじゃなくて純粋に貧富の差を見せつけられたからです。
とは面と言えないのが日本人。悲しいね。
しかし、これからどうしようか。ここはどっからどう見ても日本じゃない。というかヘタしたら地球じゃないかもしれない。なんか二次創作でよくあるあれ、所謂トリップというものを私はしたのだろう。
ん？つまり…
経歴不明、見た目子供、この世界では馴染みない服装
どっからどう見ても厄介な香りしかしないじゃないですかヤダー！
どうにか安全に暮らせるようにしないと…そうだ！
「…そういえば、名前をお聞きしませんでしたね。私の名前はミコト。アナタは？」
思い立った瞬間にミコトさん？に話しかけられた。いきなりだったのでちょっと思考回路が止まったのは秘密である。
「……伊織です」
「イオリ……いい名前ね」
ふわっと微笑まれた姿は女神のようでした。くっ、これが貴族(たぶん)の輝き……！
ｯﾊ危ない危ない、思わず魅了にかかってしまっていた。息をすって、はいて、深呼吸。
よし、私は言うぞ……！
「あの……ここで働かせてもらえませんか？」
作戦『某ジブリの如く働かせてもらうまで動かない』！！
これは効くぞ〜？さらに……
「力仕事は出来ませんが、雑用はできます。お茶も入れられますし、あ、美味しいかはわからないけど…でも、上手くなるよう努力します。ですから、捨てないでください……！」
ぐっと頭を下げる。ぷるぷると涙を出してみて必死度を上げてみた。
そう、つまり『子供の涙でお情け頂戴！』ということである。
ゲスい？そんなの知るかこっちは命に関わっているんだぞ！必死になるわ！
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津田刑部(プロフ) - siinaさん» そう言ってもらえて嬉しいです！気が向いた時にちょこちょこ更新しているので、他の小説を読んでいる時にたまにふらっと来たら続きがあったりするかもですね。コメントありがとうございます！ (2018年7月15日 20時) (
レス) id: 8429db5f79 (このIDを非表示/違反報告)
siina(プロフ) - 続き見たいなあー… (2018年7月9日 18時) (レス) id: 33a818f932 (このIDを非表示/違反報告)
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