橙色のカーネーションに誘われて【スタマイ】

「痛いほどに、愛してる」/ 夏目春◆ ページ30

-子どもを授かりました。某26歳がすごくうるさいです…-


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夏樹「で〜、Aのところ、子ども出来たらしくって！！蒼生さーん！聞いてます？」

蒼生「ああ、聞いてる。つーか、なんでお前がそんな詳しく知ってんだよ」

夏樹「夏目くんが色々と教えてくれて〜」

朝霧「朝からうるさいですよ」

夏樹「司さーん。Aが妊娠したんですよ！ほら！これがLIME！」



夏目春直接言うべきなんだけど、Aが妊娠しました。報告です。
泉A安定期に入りました。
槙慶太おめでとう。ついに親になるんだな。
Aki Kaguraおめでとう。泉、意地でも夏目くん似の子産んで。
泉A神楽さん、お気持ちは分かりますけど…。
夏樹おめでとうーー!!!!Aがお母さんかーー♪生まれたら一番に抱かせてね♪捜査一課にも報告しておくね☆
夏目春いや。それは自分達で報告するから。それになんで菅野くんが一番なの。そこ絶対譲らないから。
夏樹えええええ、いいじゃーーん!!



夏樹に見せられたLIMEには短時間でびっしりと埋め尽くされたメッセージ。


蒼生「お前、泉達自身が報告する前に勝手に言っていいのかよ」

朝霧「ほう。彼女が母親ですか。」

服部「なあに。マトリちゃん、お母さんになるの？」



出先からいつの間にか戻っていた耀さんも話に加わる。



夏樹「そうなんですよ〜。で、なんか悪阻が酷かったらしくてA結構痩せちゃったって夏目くんが心配してて、」


どうにもこうにも、お前は何なんだよ、というくらい泉の状態を詳しく把握している。
それに、このボリュームで話すものだから、捜査一課内で泉が妊娠していることが知れ渡っている状況。

次、警視庁に用事があってここに来た際、なんか気の毒だな…。


そう思いながらも夏樹の話に耳を傾ける。


夏樹「服部班から何かお祝いあげません？何がいいですか？やっぱり洋服とか？」

蒼生「おい。何勝手に話進めているんだよ」

服部「首輪なんかいいんでないの？わんこの子どもだし。」

朝霧「耀さん。それは無しで。」



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